漫画「カグラバチ」のネタバレ感想です。8巻部分の66話以降の内容について書いています。
65話以前の感想は、下記リンク先でお読み下さい。
第66話「真実」のネタバレ感想【カグラバチ】
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たった3ページでしたが、斉廷戦争についてかなり重要な情報が判明しましたね。
突如、雫天石の原産国である小国が現れ、「その民は“生まれながら”に雫天石への適性があった」「敵は“掃討”された」といいます。
“生まれながら”と“掃討”の部分をわざわざ強調している事には意味がありそうです。
「侵攻が始まった」と書かれ海から上がってきた画もありましたが、小国の民が侵攻したとは書いていません。
現時点では、小国の民側からふっかけたのか、日本側からふっかけたのか分かりませんね。戦時中に雫天石という資源も相手国から奪ってるようですし、後者である可能性もあります…。
小国が現れたのが22年前であり、侵攻が始まってから1年5ヶ月で斉廷戦争は終結しました。終結が18年前になるので、侵攻が開始した時期は20年前の半ばとなるはずです。空白の2年ちょっとの間に何があったのか気になります。
これまで契約者達は英雄扱いされていたと描かれていたので、一部の人達からでも大量殺人鬼扱いされていたのは意外でした。
まだ契約者達の罪は世間に隠蔽されていますから、非難された人殺しの対象は日本と戦争した敵だけだと思うんですが…。敵とはいえ大量に人を殺めたことを抗議しているって事でしょうか。
「母親のことは」
「言わなくていいですね」「帰る場所は残しておいてあげたい」
言ったら帰る場所がなくなるという事は、イヲリを今育てている母親は血の繋がりがない人っぽいですね。これまで母親が誘拐される危険性について誰も話してこなかったですし。
斗斗も幽や松のおじさんと同じ転移の妖術を使っていました。しかも斗斗の場合は他人を転移させています。
あの妖術は、毘灼だけが使えるのでしょうか。それとも広く妖術師達が使っている術なんでしょうか。今のところ毘灼以外に使っている者がいないので、前者だと考えています。
殺戮ホテルの総支配人・戦国与次郎(すごい字面w)に登場から1週間で早くも死亡フラグが立ちました。
昼彦がこのタイミングで出てくるとは思いませんでした。チヒロは、久々李と戦うと思っていたのですが。
2人が一度妖刀なしで戦った後で、妖刀を抜いて座村が駆けつけるという展開になるのかもしれません。
ホテルにはイヲリもいますし、一気に方がつきそうな流れになってきました。
第67話「ザ殺戮ホテル」のネタバレ感想
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「ホテルと共に継がれてきたこの剣術…」
「創業百五十年の歴史が」「貴様を丸呑みにする!!」
何というシュールなセリフw
斗斗が「大師範」「妖術を失った今」「それでこの相手は…」と言って、その後に転移で逃げようとしているので与次郎は相当な手練だったのでしょう。
しかし昼彦は、彼との戦闘(割愛されて残念)で剣術の才能を開花させました。
与次郎のよく分からん台詞とは対象的に、昼彦の「俺は“自由”の弟子だ」はキマっていましたね。剣術にも彼の個性が反映されていました。
チヒロにとって昼彦の存在は、ホラー以外の何物でもありません。不意に生首を持ってきて、対等に殺し合う事が友情の形だからとオネダリするのですから。訳のわからない事する人ってコワイ。
ここ数話は展開が遅いなと感じていましたが、よく考えてみたら2巻で双城編を終わらせた連載初期のスピードが異常だっただけだと思い直しました。
今回の話だけでも、「イヲリの日常に戻りたいという意思表示」「イヲリとチヒロの隔たりのある心情・環境」「昼彦が与次郎を殺害」「昼彦が“大師範”を超える剣術を習得」「チヒロと昼彦が対峙」の描写をやっています。
次号でチヒロと昼彦が互角にやりあえば、チヒロも剣術が超パワーアップした事が確定しますしね。剣術がどうのといい出した64話からの4話で、実質的な修行編は終わりそうです。
イヲリは父親にかなりの執着があったのに「学校に戻りたい……」とか言い始めたのは意外でした。何となく、シャルみたいに仲間になるだろうなと思っていたので。
チヒロの仲間というか、カグラバチの登場人物は異常性を持った奴ばかりですから、常識的なイヲリの反応に新鮮さを感じます。
イヲリは、「チヒロが平和な日常に生きていたらこうなった」という彼のイフ的な存在なのかもしれません。
今週号を読んで、「完全に座村の記憶を失って日常に戻ったイヲリが、座村の訃報を知っても素っ気ない反応しかしない」なんてビターエンドもあり得るのかなと思いました。
第68話「変幻」のネタバレ感想【カグラバチ】
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今回もアクションが良いですね。凄いアングルでの画でした。
昼彦の天才性がこれでもかというほど描かれました。修行とかなしで門弟50人以上の大師範の剣術を超えています。ろくに修行をしていないのに、昼彦と互角以上に斬り合うチヒロも天才です。
やっぱり昼彦は座村を毛嫌いしていますね。何か因縁があるんでしょうか、座村の生き方が余程気に入らないんでしょうか。
「ああお前らの部屋は」「支配人(こいつ)の脳に聞いた」とか言ってましたけど、昼彦は今妖術を使えないので斗斗の妖術で分かったという事でしょうか。
郎が敵を瞬殺してエレベーターの音声に「そうしましょう」と答えたところ何か好きですw
「君はすぐにでも普通の女子高生に戻れる」「あと封印に必要なのは“鍵”だけだ」
すぐにでも…。
灯籠が結界の動力ということです。六平家の結界も3つの灯籠で守り隠されていましたね(2話)。緋雪達が東京本部に戻る時にも描かれていました。
あの灯籠の鍵を渡した門下の人、まだ何か役割があるんでしょうか。何とか生き残ってほしいものです。
与次郎さん、事情を話せば巻墨に灯籠の動力を貸そうとしていますし、門下の男性にも熱い指導をしていました。かなり良い人だったみたいだから亡くなったのが本当に残念です。
イヲリは普通に記憶を封印する事を選択したので、逆にアクシデントが起こるような気がしてきました。
最終的には座村がホテルにくるんじゃないかなぁと予想します。
第69話「傷ノ男」のネタバレ感想【カグラバチ】
イヲリ覚醒は、久しぶりに盛り上がった展開でしたね。
覚醒時に記憶の封印の鍵が完全に壊れていますから(父親の事を思い出した時はヒビが入っていただけ)、もしかしたら彼女がバトルガールである事を一番封印したかったのかもしれません。
他人が自分のために命をかける事に強い抵抗があるところは、父親と全く同じですね。
目を閉じているので彼女も反響定位による剣術が使えるみたいです。
「学校生活(へいぼん)を守りたい」という言葉の意味の中に、自分が学校生活を送る事が入っているのなら記憶を消すしかありません。でも今回の引きからすると、このままチヒロ達の仲間になっちゃいそうな感じがします。
井倉がああいう役割をこなしたのは意外でした。ヒーローのようなヒロインのような面白い立ち位置ですw
彼にはまた登場して欲しいと思っていたので、再登場してテンション上がりました。敵に襲われた時の反応が「うぉっ」と言っていて、ちょっと間が抜けてるのもいいと思いますw
所有者暗殺編の「Mr.イナズマ」枠ですね。ちょっと汚いMr.イナズマです。
昼彦「……だれ?」「なんだよこいつ」
本当に「……だれ?」ですが、昼彦お前だって「なんだよこいつ」でしょう。変人が困惑する描写は何だか面白かったです。
郎が剣撃を受けたことに久々李が驚いていました。彼は隊長だけあって、かなり強いみたいです。
井倉が殺戮ホテルに向かう前に、黒服を複数人連れた斗斗を見ています。あの黒服は洗脳されていてタガが外れた奴らですよね?
今回のチンピラ達も慚箱襲撃時の刺客達も、斗斗が洗脳したのかもしれません。昼彦がチヒロ達の所在を「こいつ(戦国)の脳に聞いた」等と言っていたので、死体の脳から情報が入手できる能力も持っていそうです。
彼女は高い戦闘力を持っていないみたいですから、昼彦の腕を再生させていた少年みたいにレアな能力で毘灼に貢献しているんでしょう。
70話ではイヲリが大活躍しそうですね。まぁ、流石に久々李とか倒しちゃうとやり過ぎなんで、現時点ではそこそこの強さを見せるだけに留まるんでしょうが。
でも少年漫画ですからハッチャケて無双とかしちゃっても、それはそれでいいのではないかなと思います。
第70話「居合白禊流」のネタバレ感想【カグラバチ】
【最新話】
イヲリの級友 井倉に「鍵」を託し
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ついに居合白禊流を修得しました。ですが、座村はもちろん漆羽とチヒロとの実力差は結構ありそうです。
昼彦が斬られましたが、やっぱり生きていて斗斗が回収するといった流れになるのでしょうか。
奴の変速的な剣術は初見殺しらしいです。圧殺された戦国さんも、一度見た後で両手が残っていれば作中描写よりもっと健闘できたかもしれませんね。
チヒロに負けたとはいえ、昼彦はかなり白禊流を使いこなしていました。適当に一度真似してアレですから、才能はチヒロより上のように見えます。
というか、空中で居合を使ってチヒロを転倒させてるの何ですかねあれ…。推進力を生むって空中もありなんだ。
奴が生き残って酔揺を振るうようになれば相当な脅威になるでしょう。
昼彦の本能について説明されたコマの画には、死んだ複数の侍が描かれています。戦争孤児かなんかなんですかね。この辺の設定は、そのうち掘り下げられそうです。
白廻逸夫は自分を笑った同じ道場の門下? などを全員斬り殺したといいます。真剣勝負だったんでしょうが、中々アレな人っぽいですね。
イヲリの剣速は「驚異的な速度とはいかずとも」というレベルらしいです。まぁ、あの時は雑魚狩りでしたから、もっと強い可能性もない訳ではないですが。
ストーリー進行上の都合としては「雑魚を圧倒できても毘灼には敵わないくらいの強さ」くらいが丁度良いんでしょうね。
イヲリの体の記憶(剣士として)の封印というのは、日常生活に馴染めるようにするためにしていたのでしょうか。
来週号で描かれるであろうイオリの回想が終われば、イオリが日常に戻るのか剣士として戦っていくのかが分かりそうです。僕は何だかんだで前者になると思っています。
昼彦が斬られたので敵との戦闘に方がついた気がしていましたが、久々李の事をすっかり忘れていましたw アイツが今後どう動くのかも気になりますね。
第71話「勝負」のネタバレ感想【カグラバチ】
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封印されていた
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これまでが殺伐とした内容だっただけに、ヒューマンドラマも描けるんだなぁと感心しました。
幽が出てくるまで、いつもとは違う作風になっていましたね。子供の頃のイヲリが生き生きと描かれていました。
座村が未来に目を向けた直後に、過去の罪のせいでそれが崩れるのは何だかやるせないですね。
幽は国重殺害直後(3年前)に座村に会いに行ったと思っていたのですが、9年前にはすでに接触していたようです。
まぁ、国重が死んですぐに毘灼と取り決めをする事には違和感があったので、長い時間をかけて座村と交渉していたのなら納得です。
「俺達は話をしにきただけだ」とも言っています。他の毘灼も総出で来ていたようです。幼い頃の昼彦も来ていたのでしょうか。昼彦はやたらと座村に敵意を向けているので、その辺の事情も明かされるかもしれません。
杢は、「巻墨が座村さんの下についてから一度だけ」「忍びとしての任務を受けた」と言っています。
幽が接触する前の1年前(10年前)から座村とイヲリは一緒に暮らし、3年前に国重が殺害されてから慚箱に座村が隔離されているので、父と娘は7年間の月日を共に過ごせていたようです。
国重殺害以前から交渉していたという事は、座村が国重の殺害を容認した可能性もあるんでしょうか? 流石にそれはないと信じたいところです。
イノリが「未来に目を向けて」と言って、幽が「…未来のためにか」との言い方をしていましたから、幽はやっぱ遠距離の映像が見えているのではないかと感じました(単なる偶然かもしれませんが)。会ったことがないチヒロに対しても「大人びたな」と言っていましたし。
イノリの妹が神名備にいるらしいです。
神名備で子供がいそうな歳の女性は幹部の女性くらいしか登場していませんが、まぁ関係なさそうですね。イヲリの育ての親の義母がそれっぽいです。巻墨が記憶を消した工作をした時に、義母になる事を買って出たかとか説得されたとかでしょうか。
そろそろ契約者の罪について具体的な事が語られるようです。物語の核心部ですから大いに期待しています。
一方でそれが語られてしまうと佳境に入ったかのような印象を受けると思います。この作品がすでに終盤に入っているのか、それとも予想外の展開が起こって更に話が広がっていくのか気になるところです。
第72話「未来」のネタバレ感想【カグラバチ】
【最新話】
幼いイヲリと暮らす座村の元を訪れたのは
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やっぱり剣聖がラスボスみたいですね。
剣聖が死ねば昼彦や他の契約者も死ぬといいます。ただ命滅契約の画を見ると、六工だけが親機と子機のようにリンクしているようです。
つまり淵天は別系統の命滅契約で機能していて、例えば剣聖が命を落としてもチヒロは死なないと考えられます。
命滅契約って、国重が生来持って生まれた妖術なんでしょうか。
それと、真打を振るった剣聖を5人で食い止められるんだと思いました。まぁ、剣聖も他の契約者には仲間意識があって手加減していただけなのかもしれませんが。標的である敵も皆殺しにした後ですし。
蠱(こどく)の効果範囲内では、ところどころで蜈(むかで)が発現していました。蛛(くも)や蜻(とんぼ)も発動していたのかもしれません。呪術の領域展開的な性能なんでしょうか。
国重は剣聖を一番信用していたらしいですから、元は誠実な人だったんでしょうね。そんな彼が敵国の人間とはいえ一般人を殲滅するほど人格が変貌したと知って、大きな衝撃を受けたでしょう。真打を渡したことに多大な責任を感じてもいたはずです。
神名備は剣聖を始末すればいつでも真打が使える訳ですが、そこは自制してますね。国重を毛嫌いしていた幹部すら真打の使用には消極的でした。
何にしろ漆羽が生き返っている可能性が高まりました。座村は剣聖以外の契約者を一度殺して命滅契約を切り、その後で剣聖を殺そうとしているのでしょう。
毘灼が剣聖を殺した場合は当然酔揺と契約している昼彦も死ぬわけですが、幽は自分が真打を振るえれば彼が死んでもいいと考えている事になります。
もしくは、毘灼側も座村のように一度死んだ人間を生き返らせられる手段を持っているのかもしれません。
真打以外の妖刀の契約者が数日で死ぬ事には、何か展開上の都合がありそうです。
神名備幹部の小さいお爺さん、柴と薊に体術を叩き込んだらしいですから想像以上の強者でした。
イヲリは反響定位が使える訳ではなく、殺意を感じ取って反応しているだけのようです。
斉廷戦争時に東京が半分くらい侵略されてますね。66話で「南東の海域に突如“小国”が現れた」と言っていましたが、関東近辺の海域だったみたいです。
小国の家の瓦なんかを見ても、日本家屋まんまです。外国ではなく日本の一地方という印象を受けます。
幽は小国の民のことを「奴ら」と言っていますから、小国の民ではなさそうです。まぁ、座村の前だからそういう言い方をしただけかもしれませんが。
幽の「未来のためだもんな」という言い方に含みがありそうだと思いました。
また、「予言を授かったんだ」といいますが、誰から授かったんでしょう。幽達は真打の暴走を止めようとしているだけなんでしょうか。チヒロには自分が真打を振るうためだと言っていましたが。
神名備幹部の小さなお爺さんは、六平の工房にあった真打にも「限られたごく少数の人員に」「最高峰の警備体を整えてある」と言っていました。柴がその人員の一人だったんでしょうけど、常駐していた訳ではないですよね。他の人員も気になります。
剣聖以外の5人の契約者は敵を殺すためだけでなく、民を護るために戦ったとも話しています。
今出ている情報だけで判断するのなら、剣聖以外の契約者や神名備には非がありません。正直、契約者達がもっと手を汚していたと思っていました。
でも座村の「こいつどこまで」という言い方からすると、まだ隠された事実がありそうです。
真打の蠱が小国の民にだけ使われたのなら、双城が幼い頃に見た花畑は何だったのかという疑問も残りますし。
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