誤用されがちな言葉の一覧【意味・定着・変化まとめ】

厳選記事

○は正しい意味、×は誤った意味、△は正誤の判断が難しい意味に付けています。
また誤用が完全に定着し、多くの辞書に新しい意味が記載された言葉は除外しています。

下記の正答率と誤答率は文化庁が行った「国語に関する世論調査」の結果です。

「○○○○の誤用・意味を解説」というのは個別記事へのリンクで、リンク先は別タブで開きます。

  1. 【あ】
    1. 悪運が強い(あくうんがつよい)
    2. アダルトチルドレン
    3. 圧巻(あっかん)
    4. 雨模様(あまもよう・あめもよう)
    5. あわや
    6. 暗殺
  2. 【い】
    1. 遺憾に思う(いかんにおもう)
    2. いぎたない
    3. いそいそ
    4. 一姫ニ太郎(いちひめにたろう)
    5. 一本締め(いっぽんじめ) ※【誤用とは言い切れない語】
    6. 弥が上に(いやがうえに)
    7. 慇懃(いんぎん)
  3. 【う】
    1. 穿った見方(うがったみかた)
    2. 浮き足立つ(うきあしだつ)
    3. 雨後の筍(うごのたけのこ)
    4. 嘯く(うそぶく)
    5. 海千山千(うみせんやません)
  4. 【え】
    1. 閲覧(えつらん)
  5. 【お】
    1. 王道(おうどう)
    2. 押っ取り刀で駆けつける(おっとりがたなでかけつける)
    3. 汚名挽回(おめいばんかい) ※【誤用ではない語】
    4. 徐に(おもむろに)
    5. 御の字(おんのじ)
  6. 【か】
    1. 外向的(がいこうてき)
    2. 課金(かきん)
    3. 佳境に入る(かきょうにはいる)
    4. 確信犯(かくしんはん)
    5. 割愛(かつあい)
    6. 辛党(からとう)
    7. 枯れ木も山のにぎわい(かれきもやまのにぎわい)
    8. 元旦(がんたん) ※【誤用とは言い切れない言葉】
    9. 閑話休題
    10. 可愛い子には旅をさせよ(かわいいこにはたびをさせよ)
  7. 【き】
    1. 気が置けない(きがおけない)
    2. 奇遇(きぐう)
    3. 奇特(きとく)
    4. 逆切れ(ぎゃくぎれ)
    5. 杞憂(きゆう)
    6. 琴線に触れる(きんせんにふれる)
  8. 【く】
    1. 君子は豹変す(くんしはひょうへんす)
    2. 草葉の陰(くさばのかげ)
    3. 句点(くてん)
  9. 【け】
    1. 逆鱗に触れる(げきりんにふれる)
    2. 檄を飛ばす(げきをとばす)
    3. 獣(けもの・けだもの)
    4. 下世話(げせわ)
  10. 【こ】
    1. 号泣(ごうきゅう)
    2. 更迭(こうてつ)
    3. 光年(こうねん)
    4. こころやり
    5. 姑息(こそく)
    6. 小春日和(こはるびより)
  11. 【さ】
    1. 最高学府(さいこうがくふ)
    2. 逆恨み(さかうらみ)
    3. 触り(さわり)
  12. 【し】
    1. 自意識過剰(じいしきかじょう)
    2. 恣意的(しいてき) ※【誤用ではない語】
    3. 潮時(しおどき)
    4. 敷居が高い(しきいがたかい) ※【誤用とは言い切れない語】
    5. 自首(じしゅ)
    6. 忸怩たる思い(じくじたるおもい)
    7. したり顔(したりがお)
    8. 十指に余る(じっしにあまる)
    9. 失笑(しっしょう)
    10. 召還(しょうかん)
  13. 【す】
    1. 砂を噛むような(すなをかむような)
    2. 須く(すべからく)
    3. 住めば都(すめばみやこ)
  14. 【せ】
    1. 性癖(せいへき)
    2. 世界観(せかいかん)
    3. 世間擦れ(せけんずれ)
    4. セレブ
    5. 全然(ぜんぜん) ※【誤用とは言い切れない語】
    6. 洗脳(せんのう)
    7. 戦犯(せんぱん)
    8. 節操がない(せっそうがない)
  15. 【そ】
    1. 粗忽(そこつ)
    2. ぞっとしない
  16. 【た】
    1. 他山の石(たざんのいし)
    2. 黄昏れる(たそがれる)
    3. 他力本願
    4. 断末魔(だんまつま)
  17. 【ち】
    1. 知恵熱(ちえねつ)
  18. 【つ】
    1. 付かぬ事(つかぬこと)
  19. 【て】
    1. 適応(てきおう)
    2. 電車(でんしゃ)
    3. 天地無用(てんちむよう)
    4. 手を拱く(てをこまねく・てをこまぬく)
  20. 【と】
    1. 鳥肌が立つ(とりはだがたつ)
  21. 【な】
    1. 内向的(ないこうてき)
    2. 流れに棹さす(ながれにさおさす)
    3. 情けは人の為ならず(なさけはひとのためならず)
    4. なし崩し(なしくずし)
    5. 中抜き(なかぬき)
    6. 名前負け(なまえまけ)
  22. 【に】
    1. 煮え湯を飲まされる(にえゆをのまされる)
    2. 煮詰まる(につまる)
    3. にやける
  23. 【は】
    1. 爆笑(ばくしょう) ※【誤用ではない語】
    2. ハッカー
    3. 発覚(はっかく)
    4. 破天荒(はてんこう)
    5. 花も恥じらう(はなもはじらう)
    6. 早生まれ(はやうまれ)
    7. 万端(ばんたん)
    8. 半時(はんとき)
  24. 【ひ】
    1. 悲喜こもごも(ひきこもごも)
    2. 左巻き(ひだりまき)
    3. 紐解く(ひもとく)
  25. 【ふ】
    1. 憮然(ぶぜん) ※【誤用とは言い切れない語】
    2. 二つ返事(ふたつへんじ)
    3. 噴飯もの(ふんぱんもの)
  26. 【ほ】
    1. 放射能(ほうしゃのう)
    2. 傍証(ぼうしょう)
    3. 募金(ぼきん)
  27. 【ま】
    1. まんじりともせず
  28. 【み】
    1. 水菓子(みずがし)
    2. 耳障り(みみざわり)
  29. 【め】
    1. 目障り(めざわり)
  30. 【も】
  31. 【や】
    1. やおら
    2. 役不足(やくぶそく)
    3. やぶさかで(は)ない
  32. 【ゆ】
    1. ユニーク
  33. 【り】
    1. リーズナブル
    2. リベンジ
  34. 【わ】
    1. 悪怯れる(わるびれる)

【あ】

悪運が強い(あくうんがつよい)

○悪行を働いても、その報いを受けずに栄えること。

×不運な出来事に遭っても、被害を受けない運が強い。強運を持っている。

※悪事を働いた人間に使う言葉。×の意味を記載する辞書も増えてきている。

「悪運が強い」の誤用・意味を解説

アダルトチルドレン

○ 問題のある家庭で育ち、その頃に受けたトラウマを抱えたまま成人した人。

×子供みたいな大人。

圧巻(あっかん)

○全体の中で一番優れた部分。

×段違いに優れた力を持っている。また、その力で他を押さえつける

※ただ優れているだけでは、この言葉の意味に当てはまらない。×の意味の言葉は「圧倒(あっとう)」。

「圧巻」の誤用・意味を解説

雨模様(あまもよう・あめもよう)

○ 雨が降り出しそうな空の様子。

×雨が降っている空の様子・雨が降ったりやんだりする空の様子。

正答率43.3% 誤答率47.5%(平成22年度)

※×の意味を正用とする辞書も一部ある

「雨模様」の誤用・意味を解説

あわや

○あと少しで、良くない事が起こりそうだった。

×あと少しで、良い事が起こりそうだった。

暗殺

○ 政治的・思想的立場の相違などで、要人をひそかに計画して殺害すること。

× 暗いところで隠れて殺害すること。

※殺害直前までは目立たないようにして、白昼堂々と行われる暗殺もある。

「暗殺」の誤用・意味を解説

【い】

遺憾に思う(いかんにおもう)

○ 思い通りにいかなくて心残りに思う。

×申し訳ないと思う。

※この言葉に、謝罪や怒りの意味は含まれない。※間接的に非難する時にも用いる。

「遺憾に思う」の誤用・意味を解説

いぎたない

○いつまでも睡眠をむさぼっている。酷い寝相。

×見苦しい。

※×の意味の言葉は、「意地汚い(いじきたない)」。

いそいそ

○嬉しい事などがあったため、心をはずませて動作する様子。

×せわしない様子。こそこそとした様子。

一姫ニ太郎(いちひめにたろう)

○一番目に育てやすい女の子を、二番目に男の子を持つのが良い。

×子供は娘が一人、息子が二人であるのが良い。

一本締め(いっぽんじめ) ※【誤用とは言い切れない語】

○3拍・3拍・3拍・1拍のリズムで手を叩く。

△ 手を一度叩く。

※近年、△の意味を載せる辞書が増えてきた。

弥が上に(いやがうえに)

○ますます。既にそうである上に、一層。

×無理矢理にでも。

※「嫌が上に」と書くのは間違い。

慇懃(いんぎん)

○極めて礼儀正しい。

×表向きは極めて礼儀正しいが、実は相手を見下しているさま。また、言葉や態度は丁寧だが、度が過ぎてかえって無礼なさま。

※×の意味の言葉は、「慇懃無礼(いんぎんぶれい)」。「慇懃」は「慇懃無礼」の略ではない。

「慇懃」の誤用・意味を解説

【う】

穿った見方(うがったみかた)

○ 物事の本質を的確に捉えた見方。

× 疑った見方。ひねくれた見方。

正答率26.4% 誤答率48.2%(平成23年度)

※肯定的な評価をする際に使う。

「穿った見方」の誤用・意味を解説

浮き足立つ(うきあしだつ)

○恐怖や不安で落ち着きを失う。逃げ腰になる

×楽しくなって落ち着きを失う。

※マイナスの感情が原因で落ち着かない場合に用いる。×の意味の言葉は「浮き立つ」。

「浮き足立つ」の誤用・意味を解説

雨後の筍(うごのたけのこ)

○似た物事が、相次いで起こること。

×早い成長。

嘯く(うそぶく)

○とぼけて知らんぷりをする。強がりをいう。大きいことを言う。

×嘘をついて回る。

※この言葉に、嘘を広めるという意味は含まれていない。

「うそぶく」の誤用・意味を解説

海千山千(うみせんやません)

○経験を十分に積み、物事の表裏を知り尽くしていて悪賢いこと。また、そのような人。

×経験を十分に積み、物事を知り尽くしている。
×技術や芸事の経験を十分に積む。

※「ずる賢い」「したたか」に近い意味。

「海千山千」の誤用・意味を解説

【え】

閲覧(えつらん)

○ 書類や書物などを調べながら読むこと。閲読。

× 動画を視聴すること。

「閲覧」の誤用・意味を解説

【お】

王道(おうどう)

○安易なやり方。

×定石通りのやり方。正攻法。

※×の意味で使うのは俗用であるが、「定石・正攻法」の意味を記載する辞書が増えてきた。

押っ取り刀で駆けつける(おっとりがたなでかけつける)

○緊急の場合に、慌てて駆けつける。

×ゆっくり駆けつける。のんびり駆けつける。

汚名挽回(おめいばんかい) ※【誤用ではない語】

○汚名の状態を元に戻す。

挽回には「よくない状態を元に戻す」という意味があるため、「汚名挽回」は「汚名の状態を元に戻す」と考えられる。「汚名(を)挽回」の用例は130年以上前に遡れて、複数の辞書が非誤用説を記載・併記している。

汚名挽回の意味を解説

徐に(おもむろに)

○ 動き方が落ち着いているさま。

×不意に。唐突に。急いで。

正答率44.5% 誤答率40.8%(平成26年度)

※副詞なので、「徐に動き出す」のように後ろに来る用言を修飾する。

「徐に(おもむろに)」の誤用・意味を解説

御の字(おんのじ)

○とても有り難いこと。望みが叶って、大いに満足していること。

×満足していないが納得してもいい。妥協する。

正答率38.5% 誤答率51.4%(平成20年度)

※妥協を表す語ではなく、「とても有りがたい時」や「大いに満足した時」に使う。また、「恩の字」と書くのは誤字。

【か】

外向的(がいこうてき)

○心の働きが、自身の外側ばかりに向かうこと。

×人付き合いが上手な。

※社交性があるかどうかは関係ない。

課金(かきん)

○支払いを課する。

×料金などを支払う。

佳境に入る(かきょうにはいる)

○ 物語などが、面白いシーンに入ること。

×ある状況の最盛期に入る。

※近年、×の意味を載せる辞書が出てきた。

確信犯(かくしんはん)

○政治的・思想的・宗教的等の信念に基づいて行われる犯罪。また、その犯人。

×悪事だとわかった上で行われる、信念のない犯罪・悪さを行う人。

正答率16.4% 誤答率57.6%(平成14年度)

※元々は法律に関する学術用語で、信念のない犯罪者・犯罪ではない悪さをする人には使われていなかった。しかし誤用が定着した事で、通俗的な×の意味を記載する辞書が増えてきている。×の意味の言葉は故意犯。

「確信犯」の誤用・意味を解説

割愛(かつあい)

○ 惜しみながら省略する。惜しみながら手放す。愛着の思いを断ち切る。

×重要でないものを省略する。重要でないものを手放す。

正答率17.6% 誤答率65.1%(平成23年度)

「割愛」の誤用・意味を解説

辛党(からとう)

○ 甘いものより酒が好きな人。

×辛いものが好きな人。

枯れ木も山のにぎわい(かれきもやまのにぎわい)

○つまらないものでも無いよりまし。

×人を多く集めれば賑やかになる。

正答率37.6% 誤答率47.2%(平成26年度)

※自分や身内を「つまらないもの」と謙遜して使う。

「枯れ木も山の賑わい」の誤用・意味を解説

元旦(がんたん) ※【誤用とは言い切れない言葉】

○ 元日の朝

△ 元日

※元旦は「元日の朝」という意味なので、「元旦の朝」は重複表現と記載する辞書がある。その一方で「元旦」には「元日」の意味も含まれると記載するものもあり、辞書によって正誤判断が分かれている。

閑話休題

○余談をやめて、話を本筋へ戻す。それはさておき。

×これからする話は余談だけど。

可愛い子には旅をさせよ(かわいいこにはたびをさせよ)

○子供には苦労をさせて、人生経験を積ませよう。

×かわいい子供には旅をさせて、見聞を広めさせよう。

【き】

気が置けない(きがおけない)

○ 気配りや遠慮をしなくていい。

× 気配りや遠慮をする必要がある。

※「気が置ける」は、「遠慮してしまう」という意味。それの否定形が○の意味。

「気が置けない」の誤用・意味を解説

奇遇(きぐう)

○ 思いがけなく出会う。

× 思いがけない事が起こる。

「奇遇」の誤用・意味を解説

奇特(きとく)

○ 言行がとても素晴らしく、褒めるに値する。殊勝。

× 奇妙。風変わり。

正答率29.9% 誤答率27.9%(平成27年度)

※奇特は誉め言葉。揶揄するような意味では使わない。

「奇特」の誤用・意味を解説

逆切れ(ぎゃくぎれ)

○怒られていた人・注意されていた人が怒り出す。開き直って怒り出す。

×頭に血が上って取り乱す。

杞憂(きゆう)

○無用の心配をする。取り越し苦労。

×心配する。

「杞憂」の誤用・意味を解説

琴線に触れる(きんせんにふれる)

○心の奥深くにある感動しやすい心情に触れて、感銘を受ける・与える。

×怒りを買う・不快な話題に触れること。

正答率38.8% 誤答率31.2%(平成27年度)

※何かに触れて感動することならば、どんな事(言動や芸術など)にも使える。

「琴線に触れる」の誤用・意味を解説

【く】

君子は豹変す(くんしはひょうへんす)

○立派な人は、過ちをすぐに改める。

×地位の高い人が、突然横暴を働くようになる。

草葉の陰(くさばのかげ)

○あの世。

×ものかげ。

句点(くてん)

○「。」という記号。

×「、」という記号。

※「、」は読点(とうてん)。

【け】

逆鱗に触れる(げきりんにふれる)

○ 目上の人の怒りを買う。

×怒りを買う。

※この言葉は、目上の人の怒りを買った時以外に使ってはいけない。

「逆鱗に触れる」の誤用 ・意味を解説

檄を飛ばす(げきをとばす)

○ 同意を求める。

×頑張るよう活気づける。

※近年、×の意味を載せる辞書が増えてきた。

獣(けもの・けだもの)

○4足の哺乳動物。

×全ての野生動物。

下世話(げせわ)

○俗世間で人々がよく口にする噂・話。

×下品な話。

【こ】

号泣(ごうきゅう)

○ 大きな声で泣く。

×激しく泣く。

正答率34.1% 誤答率48.3%(平成22年度)

※大声を出して泣かなければ「号泣」の意味に当てはまらない。

「号泣」の誤用・意味を解説

更迭(こうてつ)

○ある地位や職務にある人を入れ替えること

×悪事を働いたり失敗をしたから左遷する

光年(こうねん)

○天体の距離を表すのに用いる単位。

×時間。

こころやり

○ 気晴らし。憂さ晴らし。

×心配り。

姑息(こそく)

○ 間に合わせに物事をする。その場しのぎ。

× 卑怯。

正答率15.0% 誤答率70.9%(平成22年度)

「姑息」の誤用・意味を解説

小春日和(こはるびより)

○冬の初めの、春に似た穏やかで暖かい天気。

×春のような天気

【さ】

最高学府(さいこうがくふ)

○ 大学。その国の教育の最高機関。

×東京大学

逆恨み(さかうらみ)

○恨んでいる人から逆に恨まれること。好意を悪くとって逆に恨むこと。

×関係のない第三者が恨まれる。

触り(さわり)

○一番の聞かせどころ・見どころ。最も印象的な部分。要点。触れること。

×冒頭。イントロ。

正答率36.1% 誤答率53.3%(平成28年度)

「触り(さわり)」の誤用と意味を解説

【し】

自意識過剰(じいしきかじょう)

○ 他人が自分をどう見ているかを、過剰に気にすること。

×ナルシシスト。自惚れること。

恣意的(しいてき) ※【誤用ではない語】

○ 自分勝手・気ままなさま。

○論理的必然性がなく、勝手気ままに振る舞うさま。

※「恣意的」の意味には、意図した行動・判断も含まれる。「恣意的」を意図的に近い意味で使うのは誤用とする説もあるが、それは俗説。

「恣意的」の意味を解説

潮時(しおどき)

○ 物事を始めたり終えたりするのに丁度いい時期。好機。

× 物事の終わり。引き際。不本意だが辞める時期。不本意だが終える時期。

※マイナスの意味で使うのは誤用であり、プラスの意味で使うのが正用になる。また、「始める事」「終わらせる事」のどちらにも使える。

「潮時」の誤用・意味を解説

敷居が高い(しきいがたかい) ※【誤用とは言い切れない語】

○ 不義理をしたので相手の家に行きにくい。

△ 上品すぎて家やお店に入りにくい。家やお店に入りにくい。

× 身分・能力にふさわしくない。ハードルが高い。

正答率42.1% 誤答率45.6%(平成20年度)

※一部の辞書は、△の意味も正用としている。

「敷居が高い」の誤用・意味を解説

自首(じしゅ)

○ 犯人・犯罪事実の両方が発覚する前に、犯人自身が警察に名乗り出て犯罪事実を申告すること。

×逮捕される前に、犯人が警察へ出向くこと。

※犯人・犯罪事実が両方とも発覚した後では自首にならない。

忸怩たる思い(じくじたるおもい)

○ 自分の行いなどを反省して、恥ずかしいと思う。

×悔しい。腹が立つ。

したり顔(したりがお)

○ 自慢げな顔つき。得意げな顔つき。

×物知り顔。

※知識の多さをアピールしているかどうかは関係ない。

「したり顔」の誤用 ・意味を解説

十指に余る(じっしにあまる)

○両手の指では数え切れない。10以上。

×10未満の数。

失笑(しっしょう)

○思わず吹き出してしまうこと。

×笑えないほど呆れてしまうこと。冷笑。嘲笑。

正答率27.7% 誤答率60.4%(平成23年度)

※「おかしさのあまり思わず笑う」という条件を満たせば、ポジティブな笑いでもネガティブな笑いでも「失笑」の意味に当てはまる。

「失笑」の誤用・意味を解説

召還(しょうかん)

○派遣した人を呼び戻すこと。

×人を呼び出すこと。召喚。

※「召還(派遣した人を呼び戻すの意)」と「召喚(呼び出すの意)」は混同されやすい。

【す】

砂を噛むような(すなをかむような)

○無味乾燥でつまらない。

×悔しくてたまらない。

正答率32.1% 誤答率56.9%(平成30年度)

「砂を噛むよう」の誤用・意味を解説

須く(すべからく)

○ 当然の事として。是非とも。

×全て。皆。

正答率41.2% 誤答率38.5%(平成22年度)

※後ろに「~べき」「~べし」という言葉を伴うのが本来の用法.

「すべからく」の誤用・意味を解説

住めば都(すめばみやこ)

○住み慣れると、どんな場所でも居心地がよくなる。

×住むならば都会が良い。

【せ】

性癖(せいへき)

○ 性質の上の偏り。癖。

×性的な嗜好

世界観(せかいかん)

○世界と人生の意義に関する全体的な考え方・見方。包括的な人生観。

×創作物の世界設定や雰囲気。登場人物の行動・ストーリー性に及ぼす法則性。作風。

「世界観」の誤用・意味を解説

世間擦れ(せけんずれ)

○社会で揉まれた結果、世間の表裏に通じて悪賢くなる。

×世間の常識から逸脱している。世間知らず。独自の発想を持っている。

正答率35.6% 誤答率55.2%(平成25年度)

※「擦れ」は、「様々な経験をした結果、悪賢くなる」という意味。

「世間ずれ」の誤用・意味を解説

セレブ

○ 著名人。名士。

×お金持ち。

全然(ぜんぜん) ※【誤用とは言い切れない語】

1.○「全く」「少しも」「まるで」「まるきり」+打ち消し表現

2.○「全て」「すっかり」「あますところなく」「ことごとく」+肯定表現

3.△「非常に」「とても」+肯定表現

※2.は正用だが各種試験で不正解になる可能性があり、3.は俗用。

「全然いい」の誤用・意味を解説

洗脳(せんのう)

○人の主義・思想を、強制的に改造すること。

×人の心を巧みに誘導・操作すること。

※×の意味の言葉は、マインドコントロール。

戦犯(せんぱん)

○ 戦争犯罪を犯した人。

×敗北の原因を作った人。

節操がない(せっそうがない)

○ 主義主張や信念がない。

×落ち着きがない。

【そ】

粗忽(そこつ)

○ 不注意なさま。そそっかしいこと。

×乱暴。

ぞっとしない

○あまり面白くない。あまり感心しない。

×恐ろしくない。

正答率22.8% 誤答率56.1%(平成28年度)

「ぞっとしない」の誤用・意味を解説

【た】

他山の石(たざんのいし)

○ 戒めや参考にすべき、他人の誤った言行。

× 手本にすべき、他人の良い言行。

正答率30.8% 誤答率22.6%(平成25年度)

※「対岸の火事(自分には無関係なので、痛くも痒くもないの意)」と混同する人がいるが、それは誤り。

「他山の石」の誤用・意味を解説

黄昏れる(たそがれる)

○ 盛り時が過ぎて、衰えの見える。夕暮れ。

×物思いに耽る

他力本願

○ 自己の修行の功徳によって悟りを得るのではなく、阿弥陀如来の本願によって救済されること。

×自分は努力せずに、ひたすら他人の力をあてにすること。

※×の意味の言葉は「人任せ」。

「他力本願」の誤用・意味を解説

断末魔(だんまつま)

○死を迎える直前。

×死を迎える直前にあげる悲鳴。

【ち】

知恵熱(ちえねつ)

○ 生後六ヶ月前後の乳児に見られる突発的な発熱。

× 頭の使いすぎで出た発熱。

正答率45.6% 誤答率40.2%(平成28年度)

「知恵熱」の誤用・意味を解説

【つ】

付かぬ事(つかぬこと)

○それまでの話の流れとは、全然関係のないこと。出し抜けに。

×どうでもいいつまらない事。

【て】

適応(てきおう)

○ある条件や欲求などにあてはまること

○環境に合うように行動や考え方を変えること

×特定の法令や規則を、特定の事例に当てはめて働かせること。適用。

※×の意味の言葉は「適用」。

電車(でんしゃ)

○ 電力を動力源として、軌道を走る鉄道車両。

×全ての種類の鉄道車両。

天地無用(てんちむよう)

○ 上下を逆さまにしてはいけない。

× 上下を気にしないでいい。

正答率55.6% 誤答率29.2%(平成25年度)

「天地無用」の誤用・意味を解説

手を拱く(てをこまねく・てをこまぬく)

○ 何もせずに傍観する。腕組みをする。

×準備をして待ちかまえる。

正答率40.1% 誤答率45.6%(平成20年度)

※「何か出来るのに傍観している場合」と「為すすべもなくただ見ているしかない場合」の両方に使える。

「手をこまねく」の誤用・意味を解説

【と】

鳥肌が立つ(とりはだがたつ)

○寒さや恐怖を感じた時、肌がぶつぶつになること。

△感動した時、肌がぶつぶつになること。

※近年、△の意味を載せる辞書が出てきた。

【な】

内向的(ないこうてき)

○心の働きが、自身の内側ばかりに向かうこと。

×気弱な性格。

※気弱かどうかや、社交性は関係ない。

流れに棹さす(ながれにさおさす)

○傾向に乗じて、勢いをつける。

×流れに逆らう。

正答率23.4% 誤答率59.4%(平成24年度)

「流れに棹さす」の誤用と意味の解説

情けは人の為ならず(なさけはひとのためならず)

○人に親切にすれば、自分にも良い報いがある。

×情けをかけるのは、その人の為にならない。

正答率45.8% 誤答率45.7%(平成22年度)

※「他人の為ではない=自分の為である」という意味の言葉。

「情けは人の為ならず」の誤用・意味を解説

なし崩し(なしくずし)

○ 物事を少しずつ済ませてゆくこと。

×なかった事にすること。

正答率19.5% 誤答率65.6%(平成29年度)

※辞書によっては「うやむやにする」「曖昧にする」という意味を載せている。

「なし崩し」の誤用・意味を解説

中抜き(なかぬき)

○ 中間業者を抜かして、生産者と消費者が直接取引をする。中を抜き取る。中間を省略する。

× 中間業者がピンはねする。中間業者が上前をはねる。

※「中間業者がピンはねする」という意味ではなく、「中間業者をなくす」という意味。

「中抜き」の誤用・意味を解説

名前負け(なまえまけ)

○ 名前が不相応に立派で、実物が見劣りしてしまう。

× 相手の名前を聞いて臆する。

正答率83.4% 誤答率9.3%(平成27年度)

「名前負け」の誤用・意味を解説

【に】

煮え湯を飲まされる(にえゆをのまされる)

○信用している人に裏切られ、ひどい目にあわされる。

×敵にひどい目にあわされる。

正答率64.3% 誤答率23.9%(平成23年度)

※信用していない相手の場合や、相手がいない場合は使えない。

「煮え湯を飲まされる」の誤用・意味を解説

煮詰まる(につまる)

○ 十分に議論や検討などが進み、結論を出せる段階に近づく。

×結論が出せない状態。新しい展開が期待できない状態。

正答率51.8% 誤答率40.8%(平成25年度)

「煮詰まる」の誤用・意味を解説

にやける

○ 男性が女性のように色っぽい仕草をする。

× 薄笑いをする。

正答率14.7% 誤答率76.5%(平成23年度)

※男性のみを対象とした言葉。

「にやける」の誤用・意味を解説

【は】

爆笑(ばくしょう) ※【誤用ではない語】

○1人もしくは少人数が、大声で笑うこと。

○多くの人が、一度にどっと笑うこと。

※昭和初期に一般化した言葉で、元々人数を限定する意味はなかった。

爆笑の意味を解説

ハッカー

○コンピューターやインターネットに精通している者。

×コンピューターに侵入し、不正アクセス・破壊行為を行う者。

※×の意味の言葉は「クラッカー」。

発覚(はっかく)

○ 隠していた罪悪・陰謀などが表に現れること。

×はっきりと明らかになること。

※×の意味の言葉は「判明」

「発覚」の誤用・意味を解説

破天荒(はてんこう)

○誰も成し得なかったことを初めてする。

×型破りで大胆な様子。

正答率16.9% 誤答率64.2%(平成20年度)

※主にポジティブな意味で使う。

「破天荒」の誤用・意味を解説

花も恥じらう(はなもはじらう)

○花でさえも引け目を感じるくらい美しい。

×恥ずかしがる。

早生まれ(はやうまれ)

○一月一日から四月一日までの間に生まれたこと<br

×四月二日以降の四月・五月・六月に生まれたこと

万端(ばんたん)

○その事に関する全ての事柄・方法。

×全て整う。万全。

※「準備万端整う」の「整う」のように、後ろに言葉を足すのが本来の使い方。

「万端」の誤用・意味を解説

半時(はんとき)

○約1時間。

×30分。

【ひ】

悲喜こもごも(ひきこもごも)

○悲しみと喜びを代わる代わる味わう。悲しみと喜びを同時に味わう。

×悲しむ人と喜ぶ人が入り乱れる・入り交じった。

※一人の心境を表す言葉で、複数の人の心情を表す使い方は誤用。

「悲喜こもごも」の誤用・意味を解説

左巻き(ひだりまき)

○左回りに巻いていること。頭の働きが鈍いこと。

×左翼思想の人物

紐解く(ひもとく)

○書物を開く。書物を読む。

×解明すること。

【ふ】

憮然(ぶぜん) ※【誤用とは言い切れない語】

○ 失望したり落胆したりしてぼんやりするさま。意外なことに驚いて呆然とするさま。

△ 腹を立てているさま。不満なさま。不機嫌なさま。

正答率17.1% 誤答率70.8%(平成19年度)

※△の意味を7割以上の人が使っていて、一部の辞書は「腹を立てているさま・不満なさま・不機嫌なさま」の意味を載せている。

「憮然」の意味を解説

二つ返事(ふたつへんじ)

○快諾すること。「はい、はい」と返事をすること。

×適当な返答。

噴飯もの(ふんぱんもの)

○あまりのおかしさに思わず笑ってしまうこと。

×腹立たしいこと。

正答率19.7% 誤答率49.0%(平成22年度)

※この語は単に笑う場合と嘲笑する場合の両方に使えるが、嘲笑する場合に使われることが殆ど。

「噴飯もの」の誤用と意味の解説

【ほ】

放射能(ほうしゃのう)

○放射線が放出される能力・性質。

×放射性物質。放射線。

傍証(ぼうしょう)

○間接的に役立つ証拠。

×それなりに信頼性のある証拠。

募金(ぼきん)

○寄付金などを募る。

△寄付をする。

※近年、△の意味を載せる辞書が出てきている。

【ま】

まんじりともせず

○少しも眠らないで。

×少しも動かないで。

正答率28.7% 誤答率51.5%(平成25年度)

「まんじりともせず」の誤用・意味を解説

【み】

水菓子(みずがし)

○くだもの。

×水気の多い菓子。

耳障り(みみざわり)

○聞いていて不愉快に思ったり、うるさく感じたりするさま。

×聞いた時の印象。

※×の意味の言葉は「耳触り(みみざわり)」で、手触り・肌触りの類推から用いられるようになった。

「耳ざわり」の誤用・意味を解説

【め】

目障り(めざわり)

○見ていて不愉快に思ったり、物を見るのに邪魔になること。

×見た時の印象。

※×の意味の言葉は「目触り(めざわり)」で、手触り・肌触りの類推から用いられるようになった。

【も】

○「危険回避の仕組みが、かえって加入者の自己管理能力を低下させ、危険の発生率を上げる」という保険業界の用語。また、依頼を受けたエージェント(代理人)が自身の利益のために、プリンシパル(委託者)の利益に反した行動をとること。

×倫理崩壊

【や】

やおら

○ゆっくりと事を行うさま。

×急に。唐突に。

正答率39.8% 誤答率30.9%(平成29年度)

※「やおら歩き出す」のように副詞として使う。

「やおら」の誤用・意味を解説

役不足(やくぶそく)

○ 本人の力量に対して、与えられた役目が軽いこと。

× 与えられた役目を全うする力量がないこと。

正答率41.6% 誤答率51.0%(平成24年度)

※×の意味の言葉は、「力不足」。

「役不足」の誤用・意味を解説

やぶさかで(は)ない

○躊躇わずに~する。~する努力を惜しまない。喜んで~する。

×仕方がないから~する。~したくない訳ではない。~してみてもいい。

正答率33.8% 誤答率43.7%(平成25年度)

※「~にやぶさかで(は)ない」の形で使われることが多い

「やぶさかではない」の誤用・意味を解説

【ゆ】

ユニーク

○独特であるさま。

×面白いさま。

【り】

リーズナブル

○納得できる。

×安い。

リベンジ

○仕返しする。報復する。

×再挑戦する。雪辱する。

【わ】

悪怯れる(わるびれる)

○ 気後れがして恥ずかしくなったり、卑屈になったりする。

× 悪事を行って悪いと思う様子。ふてぶてしい振る舞い。

※悪事に限定された意味ではなく、後に打ち消しの語を伴ってよく用いられる。周囲の人間が「恥ずかしがる・卑屈になるのが当然」と思う場面で、平然としている人によく用いられる。

「悪びれる」の誤用・意味を解説

こちらの記事も宜しくお願いします。

言葉【意味・誤用】
「言葉【意味・誤用】」の記事一覧です。
言葉【意味の違い】
「言葉【意味の違い】」の記事一覧です。
言葉【ことわざ】
「言葉【ことわざ】」の記事一覧です。
厳選記事
「厳選記事」の記事一覧です。
タイトルとURLをコピーしました