香刈緋雪の強さ・能力・概要をネタバレ解説【カグラバチ】

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⚠注意 ※この記事には、「カグラバチ」の最新話までの重要なネタバレが多分に含まれています。

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香刈 緋雪(かがり ひゆき)の容姿や能力、性格などの概要【カグラバチ】

香刈 緋雪(かがり ひゆき)とは、神奈備の最高戦力である妖術師です。

妖術は「炎骨(えんこつ)」で、柴は「〝餓者(がしゃ)の炎骨〟の懐柔主(かいじゅうしゅ)」と呼んでいました。

炎骨は、他の妖術とは一線を画す異能です。「妖刀と同じ」とまで評価されるほど圧倒的な力を持っています。

18話で初登場しており、中性的な顔立ち、黒髪のショートカット、耳飾りのついたピアス、学生服のような服装という外見をしいてます。

好物はスパゲッティです。チヒロとの再戦を前に「スパゲッティ蓄えねぇと」といって、大盛りのスパゲッティを食べています。

年齢・性別は明言されていませんが、ヒールが付いたブーツを履いている事と、「ウチ」という一人称から若い女性と考えられます。

攻撃的な態度を取ったり軽々しい言い方をしたりする一方で、妖刀が社会に悪影響を与えないための施策や市民の人命を重視しています。

神奈備上層部は2本の妖刀「淵天」「刳雲」を所持する六平チヒロを脅威とみなし、「唯一妖刀に対抗し得る『個』」である緋雪をチヒロの下に派遣しました。

緋雪はチヒロを指弾し、妖刀を奪おうとした

緋雪も上層部と同じく妖刀は神名備が国のために管理すべきと考えており、圧倒的な力を持つ妖刀は個人が利己的に振るってはならないとチヒロを指弾しています。

更に「お前(チヒロ)が妖刀を振るい続ければまた不幸が生まれるぞ」と言って一時チヒロの戦意を削ぎました。ですが、突然飛び出してきた漣 伯理が2人の間に入って緋雪の攻撃を受け、チヒロを奮起させています。

結局、緋雪は手加減をやめて「本気で殺る気」になりましたが、一般人を守る目的で作った結界が解けたためチヒロを逃がしています。

神名備の方針への反発

チヒロ達が楽座市に出品される妖刀・真打を狙っていると知ったため、緋雪と美原 多福(みはら たふく)は真打を漣家から奪って楽座市を潰す作戦に自分たちを組み込んでもらおうとします。

ですが上層部は人身売買がされている楽座市を存続させても、神名備の人員が1人も欠けないように真打を落札すると噛んで含めるように諭します。それを聞いた緋雪は納得せず、「命に優先順位なんかあるか!!」と言ってギリギリまで駄々をこねました。

後日、緋雪は淵天も楽座市に出品されたと知ってひどく驚き、チヒロが妖刀を手放した事について訝しんでいます。

楽座市でチヒロと一時的に協力することに

楽座市当日、神名備は淵天と命滅契約をしているチヒロを保護することで、淵天を使用不能にして真打を落札するという方針で動いていました。

当初、緋雪は不満を飲み込んでこの方針に従っていました。しかし、チヒロが情に付け入って説得しようとした事で、自分の主張と立場と人命の板挟みになってフラストレーションが限界に達し、白目を向いてブチギレています。

そして、チヒロが淵天と真打を奪い返した後で彼を殺すと決め、一時的な協力関係を築きました。

楽座市の会場の地下に降りた緋雪は、毘灼の統領と接触します。ですが空間移動の妖術で逃げられてしまい、直後に漣家の手練れ7人に囲まれています。

その後、伯理に「蔵」に転送してもらい、チヒロと共に京羅と戦うことになりました。

しかし、真打を使う京羅は2人がかりでも中々崩せず、身体能力が向上した剣戟と「蜈(ムカデ)」の強力な範囲攻撃に手を焼いています。

真打の侵食が進んで「蔵」が不安定になり、緋雪とチヒロは楽座市会場に放り出されました。緋雪は共に飛ばされてきた京羅を殺そうとしますが、伯理に京羅が死ねば「蔵」が商品の人々ごと消えるからまてと止められます。

そして、「蔵」に捕らわれた人々を助けるには、誰かが中に入って人々に玄力をこめて伯理が搬出するしかない、という話になりました。

しかし、柴が数秒で崩壊する「蔵」に入るのは自殺行為だと言って止めます。

緋雪は、柴の言葉を聞いて「全部(を救うの)は無理だ」と諦めかけます。ですが、チヒロは「全部だ……!!」と言って躊躇なく救出しに行きました。緋雪はその姿に心を打たれたのか、じっと彼を見つめています。

なりふり構わなくなった京羅は、競売の参加者達に「邪魔者(伯理)をぶち殺せェ クズ共!!」と命じますが、蔵に残された人々が全員救出されるまで緋雪と柴が伯理を守っています。

京羅の死後、楽座市会場は崩壊しており、脱出した緋雪はチヒロとこれからの話をしています。

チヒロは、「真打を封印することを考えれば神名備に渡すのが最善だが、そうなれば毘灼は真打を使うための手を打ってくる」と言いました。

この発言を聞いた緋雪は「次の一手?」「炙り出して潰せばいい」「悪党の好きにはさせねぇ」と言います。チヒロはその言葉に同意し、自分を神名備に加えるよう要求しています。

楽座市編終了後

楽座市の翌日、緋雪はチヒロから「毘灼から妖刀を奪う策」を聞かされます。方法は伯理が妖刀の所持者を登録し、毘灼の手にある妖刀を自分たちの元へ転送するというものです。

緋雪はその案に賛同しますが、神名備上層部が信用するかどうかは話が別だと考えており、チヒロに対し「(信用に値する事を)示してみろ」と言っています。

神名備上層部がチヒロが信用に値するかどうかを審議した際には、「そいつは悪党しか斬らない」と擁護しています。

「香刈 緋雪」の妖術「炎骨(えんこつ)」【カグラバチ】

緋雪は「炎骨」で戦う際に、「陸郎(りくお)手ェ貸せ」「陸郎(りくお)肋(アバラ)だ」等と言っています。この台詞から、「陸郎(りくお)」という炎をまとった骸骨のような存在の体を召喚していると考えられます。

上層部の通達にも「〝炎骨(えんこつ)〟胴体までの使用許可が降りた」とあり、「餓者(がしゃ)の炎骨の懐柔主」という通り名も何者かとの契約を窺わせます。

20話で「陸郎(りくお)」の「手」を召喚した際には、地面から巨大な手の骨が出てきて緋雪の右手の周りに集まっています。その後、骨から後方に炎を噴出させて速度を出し、巨大な骨の手を凄まじい勢いで叩きつけていました。

チヒロは、それを「猩(あか)」で防ごうとしましたが吸収しきれず軽症を負っています。

「手」の爆発力は凄まじく、真打の能力「蛛(クモ)」と「蜻(トンボ)」を霧散させています。妖刀淵天を使うチヒロですらも、「猩(あか)」で吸収した「手」の能力を使う以外に「蛛」をふりほどく術がなかったようです。

緋雪の右手から1〜2mくらい離して、相手にぶつける事もできます(緋雪は人差し指と中指で方向を指していた)。

「肋(あばら)」も召喚する事ができ、緋雪が地面に左手を付けて「陸郎」「肋(あばら)だ」と言うと、離れた位置にいたチヒロの足元から肋の骨が彼を捕らえるように現れています。

肋は自身の周囲に出し、骨から放出した炎で身を守ることも可能です。

多福は「脊柱(せきちゅう)」を出そうとした緋雪を見て「本気で殺る気」だと判断していますから、脊柱(通達にあった胴体)の召喚が最も強い攻撃だと考えられます。

「香刈 緋雪」の人間関係【カグラバチ】

六平チヒロ

任務で初めて接触した際には、強い信念があると分かるまでチヒロに関心を持っていませんでした。

信念を持つ者と理解してからは、カザネが今置かれている不幸な境遇を話してチヒロを揺さぶり、手加減しながら妖刀を奪おうとしています。

ですが、目的を達するまで後一歩というところで、伯理の言葉でチヒロが奮起しました。

緋雪は、自分の主張に真正面から向き合って殺意を全く向けてこないチヒロを殺すことに抵抗があったようで、神名備の立場とプライドに揉まれながら葛藤しています。

結局、本気を出して殺そうと決めたところで、多福の結界が解けたため逃げられてしまいました。

このような経緯があるので、チヒロに対して「次は倒す」と強く意識をしています。

緋雪は、楽座市で再度チヒロと対峙しています。最初の内は自分の主張を押し殺し、神名備の方針に従った行動を取っていました。しかし、情に訴えかけて付け入ろうとするチヒロの話を聞くうちに、自分の主張と神名備の立場と人命の事で板挟みになり、感情が抑えられなくなっています。

最終的には、妖刀・楽座市・チヒロを全て潰すという結論を出しましたが、その時の形相は白目を向き額の古傷から血が滴り落ちる凄まじいものでした。

その後も1人でブツブツ言っていますから、ブチギレるきっかけを作ったチヒロにはそれなりの感情を持っているはずです。

当初緋雪は、多福ほどチヒロを買っていませんでした。そして、命令に背いてまで商品にされた人々を救おうとしているので、そのケジメとしてチヒロが自分に刃を向けなくても殺して淵天を回収すると言っています。

しかし、緋雪が崩壊しつつある「蔵」への救出を諦めかけたのに、チヒロは何の躊躇いもなく「蔵」に突入しています。緋雪はこの時の彼を凝視しているので、何か認識の変化が起こったのかもしれません。

美原 多福(みはら たふく)

破壊規模が大きい炎骨から一般市民に被害を出さずに、対象を逃さない結界を張れます。そのため、緋雪の任務のサポート役に選ばれたと考えられます。

普段、緋雪には適当な返事をする事が多いですが、その対応には親しさが感じられます。

彼女の強さや妖術の性能をよく理解しており、戦闘状況を的確に把握し注意を促してもいます。

内面も深く理解していて、緋雪のチヒロに対する葛藤にも気づいていました。ですが、緋雪がわざとチヒロの攻撃を額に食らった事については予想外だったらしく面食らっています。

また、緋雪が額から血を垂れ流しながら目を見開き「ちゃんとウチにも命賭けさせろ」とチヒロに凄んだ際には、「こわっ」と言って普通に怯えていました。

楽座市で緋雪は、チヒロが淵天と真打を回収し終わった後で殺そうと決めていますが、ざっくりとした言い方で意味が伝わらなかった内容を多福が通訳してもいます。

「香刈 緋雪」の強さ【カグラバチ】

神名備の上層部は、緋雪を神奈備最強の妖術師で唯一妖刀に対抗し得る個と認識しています。

実際、チヒロは「炎骨」の手を「猩(あか)」で吸収し切れなかった際に、「それほどに巨大な玄力」と驚いていました。

「肋」も敵の足元から殆ど瞬時に出して攻撃したり、自分を炎で守ったり出来る攻防に優れた能力です。

「錦」の本領の速度に反応しているので双城並の反応速度を持っており、わざと食らった背後からの攻撃も避けることが出来たといいます。

「手」や「肋」の使用だけでも相当なものですが、更に強い「脊柱」が使えます。ですから、妖刀使いと比較するに相応しい強さを持つのは間違いありません。それ以外の相手は殆ど倒せるでしょう。まだまだ謎の多い毘灼の統領は分かりませんが。

20〜21話の戦闘は、チヒロも緋雪も本気ではありませんでした。チヒロや双城より強いか否かを計れるような描写が待たれます。

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