「カグラバチ」7巻部分のネタバレ感想【60話以降も更新】

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漫画「カグラバチ」のネタバレ感想です。6巻部分の47話以降の内容について書いています。

37話以前の感想は、下記リンク先でお読み下さい。

「カグラバチ」1巻部分のネタバレ感想【9話以降も更新】

「カグラバチ」2巻部分のネタバレ感想【18話以降も更新】

「カグラバチ」3巻部分のネタバレ感想【27話以降も更新】

「カグラバチ」4巻部分のネタバレ感想【36話以降も更新】

「カグラバチ」5巻部分のネタバレ感想【46話以降も更新】

「カグラバチ」6巻部分のネタバレ感想【55話以降も更新】

⚠注意 ※この記事には、「カグラバチ」の最新話までの重要なネタバレが多分に含まれています。

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第56話「夜更け」のネタバレ感想【カグラバチ】

「鴉(カラス)」を使った時に、背後から黒い羽が出ている画は滅茶苦茶スタイリッシュでした。

敵が斬り裂かれた後に黒い羽が舞っている画も描かれました。錦や鳴状態のチヒロが黒い玄力を残していく演出のバリエーションですね。

伯理が気張ったことで、妖刀「飛宗(とびむね)」を取り返せました。鍔(つば)のデザインは、妖刀の中で「飛宗(とびむね)」が一番カッコイイと思います。

ベタな展開ですが巻墨を救った場面も熱かったです。

巻墨の隊長は二十歳を超えていましたか。

女性の巻墨の方はラストの表情とか凄く良かったんですけど、皆が背後で死に物狂いで戦っている時にサインペンを構えていたのはちょっとシュールな絵面でした(笑)。

伯理の「こいつだろ…!!」のセリフを発した時の目つきはガンギマリで迫力がありましたよね。この人、普段は丸い感じだから分かりにくいですが、若干狂気を持っています。

彼は今回かなり無茶をしたので「蔵」の妖術が自在に使えなくなる可能性がありそうです。あの時の憔悴しきった顔つきから、かなりヤバイ状態になっていた事が察せられます。

仲間や強者を登録しておけばいつでも自分の元に召喚して救出・共闘が出来る妖術ですから、伯理のチート具合も大概です。

完全に使えなくなるんじゃなくて、使用する際に何か条件がつくかもしれません。

予想していた通り、雫天石の使用者達は洗脳か何かをされているようです。毘灼は洗脳する手段を持っている事になるので、チヒロ達の仲間が敵に捕まって洗脳される展開も可能性としてはありますね。

妖刀を手にした座村はこれから圧倒的な力を見せてくれるんだと思います。…だとは思いますが、彼は妖刀がなくても雫天石の使用者達をダース単位で斬り刻めますから、妖刀を使用したら剣聖以外に敵なし状態になるんじゃないんじゃないでしょうか。

仲間が主人公を差し置いてここまで強くなってしまうと、敵との戦力バランス的に邪魔になって退場させられないか心配になります。

毘灼側が2本くらい妖刀を自由に使えるようになれば、まぁ生存が許されそうですが。それでも「どうせ座村さんがどうにかしてくれる!!」という感じになっちゃいますよねぇ。

座村良い人だから生き残って欲しいんですけど、対刳雲特選隊並に死臭がプンプンします。

少なくとも、敵が「松のおじさん」と残りの雫天石の使用者達だけでは圧倒するはずです。

更に毘灼が何か仕掛けてきてまたピンチになり、チヒロが到着するという流れになりそうな気がします。

せめて主人公が仙沓寺にいて皆ボロボロだったら今回の戦いは終わりだなと思えたんですが。

このまま座村が敵を一方的に倒して勝利するのか、幽が言っていた代案が松のおじさん以外にもあるのか気になるところです。

第57話「崩壊」のネタバレ感想【カグラバチ】

衝撃的な展開が続きすぎて上手く感情がまとまりません。

妖刀を持った座村が仲間になれば敵との戦力バランスがおかしくなるから死にそうだな、とは思っていたんですけど。まさか敵将と通じていたとは…。

まぁ昼彦の言が真実であるのが前提の話ですが。流石に、漆羽を殺したのは座村ではないと信じたいところです。「契約者こそ死ぬべき」=「殺さなければいけない」という事でもないですから。

「少なくとも座村はそう思っているんだろうな」「だから三年前に幽と協定を結んだ」

「座村は言っていたよ」「契約者こそ死ぬべきだと」

座村は巻墨や守護者達を命がけで守っており、不浦の死に胸を痛めていました。なので、ただの寝返りではないと思います。

座村が限定的でも敵と協力して毘灼の思い通りになれば、座村に近しい神名備や無辜の人々が犠牲になりますし、うーん現時点ではよく分かりません。

おそらく座村は国重死亡直後に幽と通じ、剣聖殺害については共闘もしくは見逃すというような取り決めをしたんじゃないでしょうか。

完全に敵側だったのなら、最初から毘灼と一緒に神名備に攻め込めばいい訳です。昼彦も飛宗を奪われて悔しがっていました。

座村の標的はあくまで契約者…特に剣聖なのかもしれません。

漆羽を殺したのは座村である可能性と、別人である可能性の両方が残されています。彼が妖刀契約者絶対コロスマンなのか、剣聖だけが標的なのか気になるところです。

剣聖は真っ当な人物ではないようですね。京羅に乗り移って楽座市を滅茶苦茶にしたのも彼のようですし、座村や国重に危険視されているみたいです。

どんどん不気味な存在感が増してきています。

しかし漆羽も突然退場しました。もう少し、チヒロ達と行動を共にするキャラかと思っていましたが。

昼彦も契約者入りかぁ。

「進路が変わっただけ行き先は変わらない」と思っていますが、これは剣聖のいる東京が目的地という意味なんですかね。

転送時に出現する黒い水滴がチヒロの周りに出ているので、チヒロは仙沓寺に移動して昼彦はこのまま生き延びるんだと思います。

Xの公式アカウントで仙沓寺戦も佳境と言っているので、今回の戦いはあと数話で一区切りがつくみたいです。

その後は、他の慚箱(さんそう)に場面転換するのでしょうか。そういえば柴もずっと登場していませんね。

座村がこのまま敵と共闘して剣聖を殺害するのか、一人で第三勢力として暴れ回るのか全く予想がつきません。

第58話「再開」のネタバレ感想【カグラバチ】

ああ、座村が漆羽を殺してましたか…。殺害したのは別の誰かであればいいなぁと思っていたんですが非常に残念です。

これまでに何度か言ってますけど、この作品は人気が出そうなキャラをあっさり退場させますね。

双城や宗也もSNSでの反響がかなりありましたけど生存期間は短かったです。漆羽も結構良いキャラだと思うんですが…。

座村は「俺を含めて五人」「契約者は全員」「俺が殺す」と話しているので、標的の中にチヒロは入っていないようです。

「あの事件を隠した」「『罪』に蓋をした」「六平や契約者を英雄として擁立し」とも言っています

その後に、今回巻墨や守護者達が命をかけた事について「そしてまた」と口にしていました。

ですから「あの事件」は、契約者が何も知らない若者とか一般人を犠牲にしたっぽいですが実際のところはどうなんでしょうね。

事実を偽って英雄を作り出したみたいですから、その辺が明らかになると契約者達の印象がまた変わってきそうです。

座村は、契約者と毘灼を皆殺しにした後の事をしっかりと考えているんでしょうか。妖刀が存在する以上、いつかそれを巡った争いが繰り返されると思うんですが。

毘灼と結んだ協定というのは、「自分が飛宗で契約者を殺し始めたら守護者や一般人には手を出すな」と、「剣聖の殺害については協力する」という内容なのかなと思いました。

「毘灼が妖刀を使えばこの人を出し抜けるか」「その可能性は限りなく低い」

いやぁ、これも何度か言ってますが、座村どんだけ強いんだよw 主人公どころか妖刀を手に入れた敵集団全員より遥かに強いらしいんですけど。

「こいつ(飛宗)を再び振るうなら」「六平国重の名の下に」「悪を滅し弱者を救う」とのセリフから、座村的に国重は「毘灼よりもずっと薄汚え『悪』」ではないようです。

国重が英雄扱いされたくなかったのは、敵とはいえ大勢の人間を殺傷した
武器を作り出したからだと考えてきました。でも今回の話を読むと契約者達は何か悪事を隠蔽したようですから、別種類の罪悪感を持っていのかもしれません。

国重の真打に対する反応を見るに、剣聖が真打で何かやらかしたっぽいですが。

座村が妖刀を使わずに普通の刀で漆羽と斬りあった場面からは、ただ殺したい訳じゃないという気持ちが伝わってきました。

「伯理無茶し過ぎィ」と何度言ったことか。アイツいつも無茶してますねw

これもう完全に「蔵」の能力が十全に使えなくなる振りですよね。シャルの能力とかであっさり回復されたら、逆にビックリするほど無茶をしています。

あと、本当にどうでもいいことですけど、伯理っていつも鼻血出してぶっ倒れてる印象があります。

チヒロはいつも酷い目に遭い続けてますね。自分の親父が殺されたせいで殺人者として戦うだけでも大変なのに、真打の件や昼彦に翻弄された事で更に精神的に疲弊し、座村の暴挙で完全に追い詰められた感があります。

早く柴さんと合流してもらって、彼とのやり取りが癒やしになればいいと思います。

第59話「暗転」のネタバレ感想【カグラバチ】

座村の強さが週ごとに盛られていきます。主人公の敵組織の構成員が冷や汗を浮かべて「あれに太刀打ちできるの……?」とか言っていますし。

規格外の戦闘能力に加え、毘灼が自由を奪われる程の監視能力もあるとかチート過ぎますね。街全体を監視している「梟」の効果範囲も別作品かと思える規模でした。

ただ、座村は「梟(ふくろう)」で他の契約者を監視していないので、何かしらの制限がありそうです。

チヒロが契約者になったと知っても「見ておく」事をしておらず、柴の動向も把握していませんでしたから、人数制限もしくは見れる視点の制限があるっぽいです。「お前の行動も見ておく」ですからね。

妖刀を解放すれば感知する事もできるようです。これについては妖刀だけを感知する能力ではなく、大きな玄力を感知できるという事かもしれません。

しかし、こんなチート野郎と戦っていた斉廷戦争の敵とはどんな化け物集団なのか改めて気になります。

京羅の話だと「5本の妖刀が戦況を好転させ」「この…6本目(真打)がこの国を勝利へと導いた」という状況だったようですから、敵は真打投入前には飛宗を持った座村とそこそこ戦えていたはずです。

「俺達(契約者達)の罪」とは何なんでしょうか。柴も知っていたようですが、彼が関与しているか否かも気になります。罪の内容によっては、これまでチヒロに「君の父さんは」「英雄だ」と語ってきた彼の印象が変わってきそうです。

座村は幽と「指切り」をしていました。約束事を破ればペナルティを受ける性質の能力だと推察できます。破れば死ぬのが効果なのかもしれませんね。

その指切りで座村にも何か制約がつけられているかもしれません。飛宗を取り戻すまでは毘灼の情報や関係を漏らしてはいけないというような。

やはり、神名備に国重の居所を漏らした内通者がいましたか。裏切り者が薊であるかどうかは早く判明して欲しいです。

「主人公が死んだ!!」展開をした話の中で生存を知らせていました。普通の作品だったら1週間は引っ張るところですよねw

今回チヒロは精神的にまいりかけていました。座村と会話していた時もギリギリな感じでしたが、回復した後も更に追い詰められそうです。

「千鉱(チヒロ)の仇だ…」
「おっさん。あんたは俺が殺す…必ず!!」

怪我を押してこんな啖呵を切る奴は、きっとチヒロと心を通じ合わせた大親友なんだろうなァ。

口元隠した毘灼の子は、回復させる妖術が使えるみたいですね。

幽は「奴が来るからな」「念のためだ」と発言した時に、花を持ってるように見えます。彼の妖術と関係があるんでしょうか。幽が出てくる時には植物がよく描かれますね。真打も植物を使う能力ですし、関連を窺わせます。

柴はチヒロ達が奮闘する裏で他の契約者の守備体制を変えていたんですね。

チヒロが回復した後で、柴が契約者の罪の真相を語れば一気に物語の核心に迫りそうです。

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