ジャンプ作品を念の系統に当てはめてみた【ハンターハンター】

週刊少年ジャンプ(21・22) 2021年 5/10・17合併号 [雑誌]

ハンターハンターに登場する念能力は、多種多様な能力を6つの系統に分類できます。

ふと他作品の能力も念の系統で分類できるのではと思ったので、今回はいくつかのジャンプ作品を念の系統に当てはめてみました。

強化系に当てはまる作品

鬼滅の刃

北斗の拳

ジョジョの奇妙な冒険(第一部)』

るろうに剣心

強化系能力とは

人や物を強化し攻撃力・防御力を高める能力です。治癒をする時にもこの系統の能力を使っています。

強化系能力者…ゴン、ウボォーギン、カストロなど

強化系は肉体や武器を強化して戦う系統なので、鬼滅の刃』『北斗の拳』『ジョジョの奇妙な冒険(第一部)』が当てはまるんじゃないかと思います。

この3作品は独特の呼吸法で身体能力を向上させており、ハンターハンターの念で解釈すると肺や他の部位の肉体をオーラで強化していることになるでしょう。

ただ、単純な念の肉体強化だけでは説明がつきません。

万力の握力で赫刀の顕現を可能にしたり、秘孔を突いて肉体の内部からダメージを与えたり、血中で波紋を起こして太陽エネルギーを作り吸血鬼などを浄化したりするのは、特殊効果が付いた「発」になります。

こういった「特定の名刀(日輪刀)でなければ効果的なダメージを与えられない」「万力の握力で顕現が可能(=体力・オーラの大量消費、肉体への激しい負担)」という条件は「制約と誓約」っぽいですね。北斗の拳の秘孔も特定の箇所を突かなければならない制限がありますし。

波紋や北斗神拳は治療に使えるのも、回復とも関係がある強化系と似ています。

剣戟漫画のるろうに剣心も近接戦闘が主体という点では同じです。

しかし、上記3作品は架空の呼吸法やそれによる拳法(北斗神拳)で身体能力が向上するという理由付けがあります。「るろうに剣心」はそういうバフなしの素の肉体で戦っており、一般に知られてはいない特殊な方法で肉体強化をしている訳ではありません(そんなのなしで超人的な力を出しているだけでw)。

また、鬼滅の刃の呼吸の技による水や雷のエフェクトは演出で、実際には存在しないという違いもあります。ハンターハンターの設定に当てはめると、「オーラを変化させた攻撃なので一般人には見えない」となりそうです(オーラの水や雷などに色が付いていることも演出として考える)。

放出系

ドラゴンボール

テニスの王子様

キャプテン翼

放出系能力とは

自身から離れた場所で能力を発動させる際に使います。オーラを飛しての念弾攻撃をしたりオーラを込めた鎖・念人形を遠距離で使用したりする時に必要になります。また、瞬間移動とも深く関係しています。

レイザー、フランクリン

強化系能力者の例…ゴン、ウボォーギン、カストロなど

ドラゴンボールは放出系の印象が強いです。強化系に入れようかとも思ったのですが、戦いの最後は気功波によるビームの打ち合いなることが多いので放出系に入れました。

かめはめ波』など溜めのある気功波は、もろにジャジャンケンのパーですね。

「溜めが長いので相手に対処されやすい」「オーラを一点に溜めるため他の部分は脆くなる」などのリスクによって威力が跳ね上がる、ということになります。逆に、瞬間的に放つ通常の気功波は強い縛りがないため、「放つリスクが低い分、威力も落ちる」ということになるのでしょう。

ですが、界王拳』『超サイヤ人は肉体の力と気功波の威力が上昇しますから、強化系と放出系の両方が関わっています。クラピカのエンペラータイムが近い能力で、あの能力から具現化系・操作系・変化系・特質系の上昇効果を除いた感じですね。

また、スーパーサイヤ人もエンペラータイムも消耗が激しいことは共通していますが、前者は習熟度が上がるにつれ戦闘に支障がないくらい維持できるようになっていきました。エンペラータイムは異常なほど大量のオーラを使用できる反面、短時間しか使えません。界王拳は消耗の激しさとその反動がずっと描かれていましたから、こちらの方がハンターハンターの設定に近いと思います。

 

テニスの王子様もキャラの多くが放出系能力を使っています。

ただし、真田弦一郎の『黒龍二重の斬』は打ってから後出しで二度軌道を曲げられますから、操作系能力も使っていることになります。他にも様々な「発」を持っており、特に『動くこと雷霆の如し』は光速で動く人の限界を超えた神業なので、念能力であのスピードを達成するのなら相当強い縛りが必要になるはずです。

テニプリは離れた場所にオーラを込めたボールを打っているので、レイザー戦のドッチボールが比較対象として相応しいでしょう。

キャプテン翼もゴールに入れるためにではなく、明らかに対戦選手にぶつけるために蹴っているシーンがあるため放出系に入れました。「わざと蹴った訳じゃないんだよ」という表情をして、直接相手選手を蹴る強化系の選手とかもいたような気がします。

当然、若林くんなどのゴールキーパー達はボールではなく敵を直接吹っ飛ばしますから、強化系に入れるのが妥当ですね。

立花兄弟のコンビ技は『相互協力型(ジョイント型)』の能力といえます。特にスカイラブハリケーンは非常に高度な技術を要する能力で、発射台役の技術の高さやリスクや消耗の激しさは計り知れません。体重が増えてリスクが更に増したので後に封印したらしいですが、U-22のオーストラリア戦で『ファイナルスカイラブハリケーンを打ちゴールを決めたものの負傷しています。このスーパーハイリスクですが決まれば必殺の威力が出る設定は、念能力の基本原則に通じるものがあります。

操作系

操作系能力とは

生物やものを操る能力です。生き物やものを動かして戦わせたり、精神を支配して命令を実行せさたりすることができます。生物を操作する場合は早い者勝ちで、先に操作の条件を満たした者の能力が優先させます。

操作系能力者の例…イルミ、モラウ、シャルナーク

主に操作系のような能力を使うジャンプ作品は思い付きませんでした。

デスノートは具現化した物に特殊な効果をつける具現化系っぽいですから除外しています(死神が具現化してライトが使ったという解釈になりそう)。

ジョジョの奇妙な冒険にも人や物を操作するキャラがいますけど、その殆どは具現化したスタンドによる効果ですし。

ジャンプ作品のキャラではないですが、コードギアスルルーシュは操作系能力者といえるでしょう。縛りは「絶の状態で使用可能」「身体能力の低下」とかでしょうか。

特質系

ラッキーマン

特質系能力とは

他の系統に当てはまらない能力です。先天的に特質系である者と後天的に特質系になる者に分かれ、具現化系と操作系が最も後天的になりやすいです。

特質系能力者の例…クロロ、クラピカ(緋の目状態)、ツェリードニヒ、ピトー

ラッキーマンは特質系にカテゴライズされると思います。運が良くなるとか規格外の性能ですが、主人公が普段の生活で割りを食っているのは「誓約と制約」っぽいですね。

実は、ラッキーマンの能力はジャンプ作品の中でトップクラスでヤバイんじゃないかなと思っています。

具現化したものに特殊効果をつけられる具現化系と特質系は、結構何でもありな系統です。

生物や念で出来たもの以外はノーリスクで吸い込める「デメちゃん」は具現化系で、本を具現化して厳しい条件を達成すれば能力を盗める「スキルハンター」は特質系になるなど、この2系統の線引きはちょっと曖昧なところがあります。

ジョジョの奇妙な冒険のスタンドも大体は具現化系で説明ができそうですが、ジョルノの『ゴールド・エクスペリエンス』とかディアボロの『キングクリムゾン』なんかは能力の性能が規格外ですから具現化系に入れることに少し抵抗があります。

あくまで印象の話ですが、どれかの系統に振り分けられる性質の能力だとしても、度を超えた効果を発揮する場合は特質系に入るような気がします。

具現化系

シャーマンキング

ジョジョの奇妙な冒険(第三部以降)』

デスノート

具現化系能力とは

物質として存在するものを作る能力です。そうして具現化したものに特殊な能力を持たせることが可能です。

具現化系能力者の例…クラピカ(通常時)、ノヴ、ゴレイヌ

シャーマンキング』のオーバーソウルは具現化系ですね。物を媒介にすのは少し操作系っぽいですけど(操作系でも大きさを変えることは可能)、作中でも具現化といわれており形状なども激変しているのでここに入れました。

強いオーバーソウルの維持には相応の巫力が必要で、消耗に関してシビアな設定も似ています。

変化系

変化系能力とは

オーラの性質を変化させる能力です。

変化系能力者の例…キルア、ヒソカ、マチ。

主に変化系っぽい能力を使うジャンプ作品って思い付かなかったです。

個別のキャラの技なら、クリリンの『気円斬が最もそれらしいですね。

気(オーラ)をグラインダーの刃のように円形にし、外周の切れ味を鋭くして回転させていると解釈できます。はるか格上だったフリーザの尾を切り落としていることから、非常に厳しい縛りを作っているはずです。例えば、気円斬使用時は絶状態になるとか、クラピカのエンペラータイムのように寿命が縮むとかです(寿命が縮むのはスチールチェーン時のみという説もある)。

幽遊白書桑原一馬の『霊剣』も変化系でしょう。霊力(オーラ)で剣を作っていることになります。

ただ、次元刀になると具現化系か特質系になりますが。

ダイの大冒険の魔法などの遠距離攻撃は

ジャンプに限らず大抵のバトル漫画は強化系・放出系・具現化系っぽい能力が使われやすいので、変化系っぽい技が主流の漫画はレアなのかもしれません。

複数の系統の要素がある作品

『ワンピース』

NARUTO

僕のヒーローアカデミア

『呪術廻戦』

BLEACH

幽遊白書

ダイの大冒険

上記の作品は様々な性質の能力を使うのでひとつの系統には当てはまらなかったです。これだけ当てはまらないと完全に企画倒れですねw

ワンピースのルフィはイルミのように肉体操作をしていると解釈できるので、基本的には操作系に含めていいかもしれません。操作系能力だけでは説明がつかないことをやっていますが、クラピカが具現化系から特質系になるように、操作系から特質系のスイッチと解釈してもいいでしょう。

ただ、具現化した「悪魔の実」を使用した結果とするならば、少々解釈が面倒になりますが。

ナルトは基本的に強化系能力と放出系能力を使っていますが、影分身はカストロのダブルと同じ具現化系能力になります。強化系と放出系の真逆の位置の能力を使っているので、相当高い縛りか特質系への変化が必要になると思います。九喇嘛の顕現も具現化系能力になるんでしょうかね。

能力が発揮されている描写だけを見る場合と、能力を得た経緯まで考慮する場合のどちらかで系統が変わるキャラもいました。例えばヒロアカのオールマイトは明らかに強化系能力で戦っていますが、ワンフォーオールを次の後継者に譲渡し続ける設定まで含めると特質系になるでしょう。

デクは歴代継承者の能力も使えます。「黒鞭」は変化系、「煙幕」は具現化系、「危機感知」「浮遊」は特質系になりますね。

デクとは経緯と条件が全く違いますが、亡くなった部下の能力が使えるベンジャミンも特質系ではないかなと予想しています。

また、スーパーサイヤ人は宇宙人(サイヤ人)だからなれる状態とすると、念能力がどうこう以前に人種が違う者達には絶対になれないことになります。しかし、スーパーサイヤ人のように一時的に強化系能力と放出系能力を上昇させることは可能です。金髪碧眼になる以外は単なるバフですしね。

一方でキメラアントのように念は関係なく種族レベルでの身体構造の違いは、単なるバフで説明可能な能力とは分けて考える必要があります。

後天的な訓練によって物質的な毒に耐性を持ったキルアと、呪力で作った毒まで無効化してしまう虎杖も違いがありますね。前者は念能力ではないですが、後者は超常の力を無効化しているので念能力ということになります。

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