ONE原作の漫画「バーサス」のネタバレ感想です。2巻部分の5話から9話後半までの内容について書いています。10話以降の感想は、下記リンクのネタバレ感想をお読み下さい。
第5話「全人類連合(前編)」のネタバレ感想【バーサス】
バーサス2巻でございます。
期待通りに面白い。
ONE先生の頭ん中どうなってんの?
(☜褒めてる)天敵•新人類も魅力的。
まだまだ見ぬ天敵も楽しみー🙋♂️
でも、お気に入りは巨人族•サモウーン🥴 pic.twitter.com/NdHIM8DWac— down (@down45225213) November 9, 2023
「魔勢界は召喚魔法陣」「機律界は異次元ゲート発生装置」「怒神界は祈り」「暴緑界は大火山噴火の影響」など、各異世界はそれぞれ別世界に助けを求めるための行動をとっていたといいます。その結果、一つの星に13世界が合体してしまったそうです。
魔勢界と機律界だけが異世界召喚をしようとしていた訳じゃなかったんですね。
巨人族の小さい個体が雑魚魔族にリンチにされて倒されていましたが、その後とんでもなくデカイ巨人族が現れていました。やはり、巨人族も魔族の雑魚・戦闘幹部・魔王・大魔王のように格が分かれているようです。
大凶界の「マサヨシ」、巨人界の「パッキァ」「サモウーン」「ブラギンテ」など、異人類の名前も明かされ始めました。扉ページのメンツが、各異世界人の代表的な扱いになるんでしょうか。
マサヨシは投げやり・冷笑系、パッキァは血の気が多い・単純など、段々とキャラを掘り下げてきましたね。
怒神界の人たちは祈りによって異世界と繋がったらしいです。この人たちの祈りには魔法みたいな凄い効果があるのかもしれません。まぁあったところで、今回みたいに取乱されて役に立たない可能性もありますが。
何気に天鬼界(タイツスーツ姿の人ら)の異人類組に、3〜4話の協議にはいなかったボウズの人が加わっていますね。
英雄視されている軍事指揮官「ガラスプ少将」が登場してきたところは、ドリフターズの新キャラの登場シーンを彷彿とさせました。ようやく組織っぽくなってきましたね。
大物感がある軍師・ガラスプが指揮を取り始めたところで5話は終わりです。前回まで凄い展開スピードでしたが、今回はあまり話が進みませんでした。次号で描かれるであろうガラスプの手腕に期待です。
第5話「全人類連合軍(後編)」のネタバレ感想【バーサス】
これまで12の世界の断片が魔勢界に召喚されたと思っていましたが、冒頭の説明を聞くと魔勢界も他の世界と同じように断片化されているようですね。
人類だけが使える転移魔法があるのは大きなアドバンテージです。ガラスプが言った通り、奇襲や兵站で重宝するでしょう。まぁ、敵に気づかれれば最優先で壊されちゃうと思いますが。
ガラスプは天敵同士を争わせる案に慎重な態度を取っていました。やっぱり人類側と天敵側とでは戦力に差があり過ぎて、天敵達を誘導して潰し合いさせることは難しそうです。
犠牲覚悟ならば無理ではないという感じで話してもいました。そして、尋常ではない勇気が必要という話をした直後にアリオが再登場しています。行方不明でしたからいつかは出てくるんだろうなとは思っていましたが、予想より早い再登場です。
ただ、ハロゥに重荷を背負わせられないというゼイビィの思いと「『勇者』が必要かい?」の台詞から、アリオの死亡フラグをビンビン感じます。アリオが死んで、アリオの勇者の剣をハロゥが受け継ぐ、なんて展開にならなければいいのですが。
マサヨシは単なる冷笑系ではなく、「自宅警備員のマサヨシであります!!」「階級はムショク」とか、結構痛々しい発言をする奴でもあったんですね(笑)。
マサヨシは「いらんことせんで隠れてた方がいい。その間に天敵同士が勝手に潰し合ってくれる」と意見をしていました。結構まともな意見だとは思うのですが、自宅警備員の人が言うと説得力がなくなります(笑)。
結局、天敵への対抗策の具体案はでませんでした。
ガラスプは情報収集後に作戦を立てる気です。天敵の情報共有どころか、他の人類の技術や能力の情報の共有も完全にはできてないでしょうし、まだお互いを知ろうとする段階なので当然ですが。しかし、その前にキヴァが人類の拠点へとたどり着きそうです。
それに、前話で登場した超強そうな巨人達が魔族を皆殺しにしたらしく、死体の山を築いていました。巨人らも人類の拠点に向かっているようなので、これから人類vs魔族vs巨人の混戦となりそうです。
次の戦いで人類側が仕掛ける一手を思いつくのかもしれませんね。5話の前半と後半はため回だったので、6話は派手な戦闘を期待しています。
第6話「勇者アリオ」のネタバレ感想【バーサス】
今回は、勇者アリオの魔王からの敵前逃亡か、裏切りを疑わせるような内容でした。
昔はよく寝坊していたアリオが何故か早起きしていて、魔王と戦ったというハロゥの話を聞いた際に神妙な顔つきになっていました。魔王と戦ったのに傷が一切ないのもおかしいです。ハロゥのかわりに高いリスクを負って大役を引き受ける場面でも、勇気の剣は光っていませんでしたから何かあるんでしょう。
しかし、巨人族が人類の拠点に向かっていることを1日黙っていたのは、「無駄に寝れなくなる」という言葉通りの事なのかもしれません。巨人族の接近を伝えたのはアリオ自身なので、裏切りとかで巨人族の接近を気づかれたくないのなら黙っていればいい訳ですし。
ですから魔王から逃亡したアリオは、正面から戦ったハロゥに劣等感を持っているんじゃないかと予想します。ただ、勇気の剣が光らなかったことを考えると、ハロゥに触発されて単に奮起したという訳でもなさそうですね。
送られた花を即食べるし、ハロゥの心をえぐるし、ケイラが思ったよりも天然だった事も判明しました(笑)。同じ機律界のガラスプは空気を読める感じなので、ケイラ個人の問題なんでしょう。
王様はやはり「呪い」の被害者でした。「呪い」の被害者は隔離する以外に対処法がなく、「パラサイト」も一人でも寄生されれば人類の拠点くらいならすぐに全滅(しかも何の気配もなく)とのことです。これら目の見えない天敵には、今のところ運頼みの状況です。
天敵に関しては、巨人族のラスボス格の「ギンバック」と、これまで登場してこなかった新虐界の「新人類」の情報が出てきました。
最強の巨人というギンバックは、魔族の「大魔王」に当たるんでしょう。ギンバック>20m以上ある巨人(アリオ曰く目立つ個体)>10m程度の巨人(ハロゥ達が遭遇した個体)と、大きさによって格が隔たれているようです。
ハロゥ達が巨人達にぶつけるつもりの新人類は、来月か再来月の号で登場しそうです。どんな戦いをするのか興味深いですね。新虐界の町並みは個性的ですが、文明レベルは現代日本とそこまで変わらないように見えます。
そして、巨人族と新人類を食い合わせる作戦が「ハロゥ作戦」と命名されました。仮にこの作戦が上手く行ってもキヴァら魔族の襲撃があるでしょうし、危機的状況はまだまだ続きそうです。
第7話「ハロゥ作戦決行前」ネタバレ感想【バーサス】
バーサス2巻面白かった!1巻は序章みたいなものだったので「これは面白くなりそう…!」という予感で幕引きだったけれど、2巻からは役者も揃ってヒリヒリするような駆け引きが繰り広げられていて、「さすがONE先生〜!!!」ってなりました。3巻読むの今から楽しみにしてます!
— ぺぺんこ (@picarincopstar) November 9, 2023
やはりアリオは魔王と戦っていませんでした。遠目に見てるだけでした。
対峙するくらいはしていたのかなと思っていましたが、よく考えたら正面から向かい合った時点で、実力差から逃亡を阻止されてしまいますよね。
巨人族の誘導を買って出たのも、「再び裏切りや逃亡をするためじゃないか」などと考えていました。でも勇気の剣も光っていましたし、本当に奮起するルートに入ったみたいで安心しています。
ですが、敵地に向かう兵士に花を渡す+「生きて帰ってきた後で」と話しかけるという死亡フラグを、ケイトちゃんがバンバン立ててしまいました。アリオが死んだ後で胸に刺した花が咲く、なんてことにならなければいいのですが…。ケイラちゃんには、文化だけじゃなく死亡フラグについても学んでほしいところです(怒)。
また、巨人族との交渉役に選ばれたパワードスーツの人が、問答無用で瞬殺されていました。アリオや他の交渉要員が来週も無事だといいんですが。とりわけ、あの容姿で堂々と「イケメンのジャンルは少し違うかもしれんが…」と言い放つブラギンテには死んでほしくないです。
でも、パッキァ・サモウーンはセットで巨人界の代表的な扱いっぽいですけど、ブラギンテは死んでも物語の進行に問題がなさそうなのが不安な気持ちにさせます。他の交渉要員も正直殺されるために登場したような感じがします。
アリオが遠巻きに見て逃げ出した「魔王二ュドー」は、ジャチよりも悪趣味な魔王でしたね。大魔王の名前は「ビャクオウ」というらしく、巨人族の長「ギンバック」と同格だと考えられます。
魔王ジャチも城外に出て別世界の人類の天敵を見ていましたし、そのうち「魔王vs別世界の魔王クラスの脅威」も描写されるかもしれません。
アリオの奮起で本格的にエンジンが掛かってきたなと感じました。次号は、命がけの交渉や新人類・キヴァ達との戦闘が見れそうですし、魔王クラスの脅威が暴れ始めると更に盛り上がってくると思います。
第8話「巨人族との対峙」ネタバレ感想【バーサス】
バーサスは今までのone先生の主人公が颯爽とという感じじゃないので、イライラが溜まりやすいので、そこだけ注意ですかね……
— 備前屋 (@BEZEN1980) November 9, 2023
決行部隊は、アリオとリァム以外殺されてしまいましたね。せめて、ブラギンテは生き残ってほしかったなぁ。しかしリァムを守り、死ぬのが前提で戦った事で漢を見せました。
ブランギンテは、身体能力をブーストする「超強壮剤・レッド」を使っても25m級の巨人には弄ばれていましたが、10m級の巨人ならば健闘しそうな描写でした。
天鬼界のジュピートも空を飛び回り衛星レーザーを撃っていましたね。予想外に強く、人類の天敵の中でも雑魚よりの個体は余裕で倒せそうです。25m級の巨人にも多少のダメージを与えている時点で、人類側の中では上位の強者であることは間違いありません。
科学技術はケイラ達の機律界よりも相当進んでいますね。というか、今のところ機律界の兵士達は、天鬼界の隊員達の下位互換に見えます。
巨人達は拙い言葉遣いでしたが、しっかりと会話が成立していました。思っていたよりも知能がありそうです。完全にリラックスした状態で暴力を振るい、人も平気で食べるので気味が悪い連中ですが。
「新人類」には巨人達と別種の不気味さがありました。パリコレのモデルにいそうな奇抜な格好であり、敵の襲来にもかかわらず無関心な様子でした。
なんか、アリオ達の正体にも気づいてるっぽいですね。ハイジがあれだけ怯えていましたし、巨人族とは別種の残酷性がありそうです。
来月号では、天敵vs天敵となりそうですが、それだけで終わらないような気もします。今後、天敵同士が組むなんて展開もあるのかもしれません。
第9話「巨人族 VS. 新人類(前編)」ネタバレ感想【バーサス】
ついにリァムも死亡してしまいました。まぁ、他のメンバーよりも残酷な死に方でなかったのがせめてもの救いです。
前回、巨人達が「お前らはなから敵 違う」と言ってた通り、ブラギンテと戦っていた時は全然本気じゃなかったんですね。数話前に10m級の巨人が雑魚魔族にリンチにされた際には、ドラミングしてマッチョ状態になってなかったですから、肉体ブーストは20m級以上の巨人しか使えないのかもしれません。
しかし、巨人がドラミングをして本気を出す前とはいえ、新人類のガキんちょが巨人にかなりの手傷を負わせていたのは驚きでした。あの子もしかして、ドーピング状態ブラギンテやサテライトビームを撃った天鬼界のジュピートよりも強いんでしょうか?
というか、巨人の肌を易々と傷つけるあの飴の串どうなっとんだ(笑)。
新人類はやはり残酷な心性の持ち主達でした。ですが、それよりもアリオの「…仲間が大勢死んでるってのに」「取るに足らない事態だとでもいうのか」という発言を鼻で笑ったことの方が気になります。仲間意識が低いだけなのか、それとも何か秘密があるのか。
本気を出した20m級の巨人は数十人の新人類と互角くらいです。数的に新人類が有利なため巨人族が負けそうですけど、キヴァが他の魔族を大勢引き連れてくるみたいなので、アリオが大技を出し終わったあたりで新人類vs魔族になるかもしれません。
もしかしてハロゥが助けに来るんでしょうか? アリオの最後を看取り勇気の剣を手渡される…というような展開は勘弁してほしいですね。
アリオに死亡フラグ立ちまくっていますけど、何とか生き残ってほしいです。でもここまで死にそうだと、「逆に意外性を狙って死なさないのかな?」とも思えてきますが(笑)。
第9話「巨人族 VS. 新人類(後編)」ネタバレ感想【バーサス】
まさかのアリオ生存で嬉しい限りです。華々しく散ってしまうと思っていたので意外でした。
妖精合体「ゴールデンストーム」の威力は凄まじいものでしたね。倒れていた巨人や新人類を全てアリオが倒した訳ではないでしょうが、普通に大勢の天敵を切り裂いているので相当な強さです。
今のところ人類の中では最強でしょうか。この力があっても魔王に勝てるかは分かりませんが、ハロゥは勇気の剣と妖精合体の潜在能力を全く引き出せていなかったという事になりますね。
アリオが子供を斬れずに街全体を巻き込めなかったのは、何とも優しさに溢れたしくじりだと思いました。とはいえ巨人族の誘導に成功していますから、人類にとって大英雄であることは間違いありません。
後、天鬼界の人達がジュピートがやられて驚いていましたから、やっぱりあの人相当強かったんですね。パラサイトが巨人に寄生した条件も気になります。まさか無条件なんでしょうか? 何らかの攻略の糸口があるとは思うんですが。
とにかくアリオを早く助けに行って欲しいところです。しかし、本人に来るなと言われている上にキヴァ達が攻めてきました。てっきり魔王軍・新人類・巨人族との混戦になると思っていましたが、そうなった方が人類にとってはよかったかもしれないですね。まだ隙が出来そうな可能性がありますから。
次回あたりでハロゥが勇気の剣のポテンシャルを引き出すんでしょう。本体スペックがハロゥより低いアリオが勇気の剣+妖精合体で大勢の天敵を屠りましたから、正直戦闘幹部のキヴァ+雑魚魔族軍団だったら覚醒ハロゥでどうにかできそうに思えます(他に戦闘幹部をいくらか連れてきているかもしれませんけど)。
ハロゥにはゴールデンストームのような最終決戦奥義がないっぽいのが、少し不安点ですが。
しかし、アリオは妖精が可愛かったから部分的に合体しても絵になりましたが、ハロゥの場合はパネパネですから合体するとドギつい絵になりますね(笑)。
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