呪術廻戦の宿儺はなぜ叩かれるのか【凡夫、魔虚羅、伏黒】

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⚠注意

※この記事には、「呪術廻戦」の最新話までと前日譚の重要なネタバレが多分に含まれています。

現在、ジャンプ本誌では五条対宿儺の人外魔境新宿決戦が展開されています。

五条が極小の領域を使った227話あたりまでは宿儺を批判する声は大きくなかったと思います。ですがそれ以降、徐々に宿儺と観戦組が叩かれるようになりました。

今回は、なぜ新宿決戦で宿儺や観戦組への批判が急に強まったのかについて考えていこうと思います。

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1.宿儺に大物感を期待していた人が反発した

宿儺は呪いの王としての威厳を時折見せてきましたが、同時に小物っぽい言動やフランクな態度を多く取ってきた人物でもあります。

初登場時の表情と笑い声は三下と言われても仕方のないものでしたね。少年院で一時的に虎杖の肉体を支配した際には、やられ役っぽい笑みを浮かべてもいました。

一方で魔虚羅や漏瑚と戦った時のように圧倒的な強者感を出してもおり、元々「小物っぽさ」と「大物感」を併せ持った人物でした。

しかし、渋谷事変で「誇れ」「お前は強い」と漏瑚(じょうご)を讃えたことで「大物感」の方が一気に跳ね上がり、そちらの側面だけを期待する人が増えたんじゃないかと思います。

僕的には、漏瑚と美々子(みみこ)・菜々子(ななこ)に、残虐性を感じさせる表情で「頭が高い」と言って頭を下げさせたシーンが最も絶対的な強者感があったと思います。

魔虚羅とのバトルがそれまでとは比べ物にならない桁違いの規模で、宿儺の閉じない領域の威力が凄まじかったのも大物感の印象を底上げしたのでしょう。

ただ新宿決戦編以前にも、死滅回游編で天使の術式に殺されかかった際に伏黒恵のふりをして危機を脱したことで、多少揶揄されていました。

上述したように、「小物っぽさ」と「大物感」を両方持つ人物で「呪いの王」ですから別に矛盾が出来た訳ではありません。ですが渋谷事変の瞬間最大風速で上がった「大物感」を期待していた人は納得できず反発してしまった、というのが批判され始めた原因の一つだと考えています。

2.五条を凡夫扱いした割に、伏黒の術式頼り(特に魔虚羅)

宿儺はこれまで何度も「呪いの王」として畏怖されてきたので、「独力で五条に比肩する」もしくは「五条より強い」という認識だった人も多いでしょう。

ですが新宿決戦編での戦いを見ると、無下限呪術を突破するのに、伏黒恵の「十種影法術(特に魔虚羅)」にかなり頼っています。

宿儺が自分の力で呪いの王らしく戦うところを期待していた人達にとって、十種影法術と魔虚羅に頼った戦い方をするのは、あまり気分のいいものではないはずです。

そうした不満がある上に、「俎板の上の魚」「俺がいない時代に生まれただけの凡夫」などと言って、ほぼ自分の力だけで戦う五条を挑発したため相応の批判をされているのだと思います(五条も開幕茈で歌姫・楽巌寺・伊地知の力を借りているが、何故かあまり批判されない)。

宿儺には万の置き土産の呪具・フーガ・1000年前の4本腕の姿などまだ伏せられた攻撃手段があるので、それらの情報が明かされ格好良く戦いを盛り上げてくれれば再評価されるかもしれません。上記の不満を持った人達の大半も宿儺のカッコイイところが見たかったからこそ反発したのでしょうしね。

3.頂上決戦が長いと思う人が批判し始めた

新宿決戦は223話から始まり、現在235話までの13話を使っています。大体、単行本1.5冊分くらいですから一気読みなら大したことないページ数です。

しかし、ジャンプ本誌で追っている人は既に223話から3ヶ月程度付き合っているため、人によっては非常に長いと感じているのだと思います。

「当時は批判していたけど、単行本で読み返してみたら面白かった・アニメで見たら印象が変わった」と後に再評価される作品も多いです。よく見る「五条ピンチからの逆転は見飽きた」と愚痴を言っている人も、単行本で読み返したりアニメで見れば考えを改めるかもしれません。

4.主人公などの観戦組への不満が叩きやすい宿儺に向かっている

主人公が最近活躍していないことも原因の一つになっているのではないでしょうか。

主人公と宿儺は強い因縁がありますし、ラスボス格に見える相手に少年漫画の主人公が観戦しているという事に不満を持つ人も多いでしょう。そうした不満が他の観戦組への批判や、今最も叩きやすい宿儺へ向かっているように感じます。

しかし、助けに行っても無制限の虚式に巻き込まれたり宿儺の斬撃で即死したりするか足手まといになる可能性が高く、五条にも自分が乙骨達より弱るまで手助けするなと言われています。

虎杖・乙骨は伏黒奪還に向けて何か準備をしているようですから、彼らが積極的に行動するようになれば上記の不満は払拭されるんじゃないかと思います。

5.批判が続出する流れに乗っかった人、元からアンチ【マコーラ・消火器・すっくん】

新宿決戦への批判に限ったことではないですけれど、一度批判される流れが出きるとそれに乗っかってしまう人も多くいます。今回の場合は、宿儺を叩くことが流行りになったという面も否めません。

もちろん、全ての批判が間違っている訳ではないですが、周りに流されて叩いているだけの人も相当数いるのでしょうね。

ちなみに、宿儺に対する揶揄でよく使われるのは以下の3つです。

□マコーラ…宿儺が魔虚羅に頼り切りなことを馬鹿にする時に使われる

□消火器…五条への目くらましに宿儺が消火器を投げたことを揶揄して使われる

□すっくん…宿儺を上から目線でやんわり小馬鹿にする時に使われる

終わりに

人外魔境新宿決戦編で五条と宿儺が一進一退の攻防を続けています。ストーリー的な意味を除けば、この戦いは五条悟の強さや格好良さを立てるための戦いに思えます。

宿儺は敵役ですから主人公側の術師を魅力的に見せる役割を負っている訳で、芥見先生もそういう事を意識しながら描写しているのかもしれません。

実際、宿儺の言動って自分に返ってきていることが多いと思うんですよ。五条を凡人呼ばわりしたのも伏黒の術式に頼り過ぎたことで逆に言われ始め、消火器の件もつまらんと見下していた虎杖が周囲の物(伏黒が乗っ取られた時に使っていた柵など)を上手く利用する戦い方に似ていたことで揶揄されていますし。

その辺のところは、五条や虎杖のいいやられ役にするために、作者が意図して描いているんじゃないかなぁ。

僕としては宿儺への不満よりも、今年中に連載を終えたいと先生が言っているので、虎杖と伏黒がこれからどれくらい活躍できるのかという事の方に不安があります。

何にしてもこれから最終回まで盛り上がってくれると嬉しいですね。

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