乙骨憂太とは【概要・強さ・劇場版原作部のあらすじをネタバレ解説】

⚠注意
※この記事には、「呪術廻戦」の前日譚と最新話までの重要なネタバレが多分に含まれています。

乙骨憂太のプロフィール

本名 乙骨憂太(おっこつゆうた)
階級 特級術師(入学時は特級、里香解呪後4級に降格、その後半年足らずでまた特級に戻る)
術式

・里香(ファンブック情報)

・反転術式(自分だけではなく、他人も癒せる)

領域展開 不明
戦闘スタイル

・肉体は非力な方だが常に全身に規格外の呪力をまとっている。

・トップクラスの呪力で肉体と刀を強化し近接戦闘をする。

・強靭な肉体を持つ虎杖をも瞬時に捕らえられる「リカ」を使役可能。

戦闘結果

・1年の時に数合わせで交流会に出たが、里香の解除前だったため京都校の高専生達を圧倒した。

・戦力を分散していた夏油に対して、自身を生け贄にした呪力の制限解除をして辛勝。

・一撃で特級呪物・脹相を倒す。

所属 東京都立呪術高等専門学校2年(留年)
外見

・0巻時は伏黒と同じような毛先を立てた髪型だったが、本編では髪を寝かせている。

・身長は175cmの伏黒よりも少し高い。

・里香からもらった結婚指輪をはめている。

性格 普段は温厚だが、大事な人を傷つけられると別人のように怒り狂う。また、総監部を出し抜くような強かさも併せ持つ。
年齢・生年月日 17歳・2001年3月7日
高専へ入学した経緯 スカウトされて入学
好きな食べ物 塩キャベツをゴマ油で
嫌いな食べ物 ステーキの脂身
ストレスになること 同級生に会えないこと
出身地 宮城県
声優 緒方恵美
備考

・呪力量は五条悟に勝る。

・乙骨の呪力を感じた虎杖と脹相は、五条悟よりも不気味な印象を持った。

乙骨憂太の概要

乙骨憂太(おっこつゆうた)とは『呪術廻戦』の前日譚『呪術廻戦 0 東京都立呪術高等専門学校』の主人公で、 本編にも重要人物として16巻137話から登場しています。乙骨は禪院真希・狗巻棘・パンダと同じ東京都立呪術高等専門学校の二年生であり、呪術高専の高専生や恩師の五条悟を非常に慕っています。

基本的には穏やかで優しい性格ですが、親しい人物が傷つけられるとそれが一変し、普段とは別人になったように激しい怒りを露にします。前日譚では人の後ろを付いていくような気弱さが目立ちました。しかし、本編での登場時には1年生の頃より精神的に成長しており、人に頼られる存在になっています。主人公・虎杖悠仁を追い詰めた際には強かさ・以前とは全く違う病んだような表情、天元に接触した際には高い判断力を見せていました。

乙骨は、呪術師の最高等級であり4人しか存在しない特級術師です。現在は高専生でただ一人の特級術師であるため、呪術師として主人公よりも遥か先を行く存在として描かれています。伏黒からは「唯一手放しで尊敬できる人」、五条からは「僕に並ぶ術師になる」と評され、東堂も強者として認めているようでした。周囲から人格と術師としての実力の両面が評価されている人物です。

また乙骨は、天満天神として祀られており、日本三大怨霊の一人でもある菅原道真の子孫です。呪術師の家系ではないのですが、先祖返りで術師の素質を持って生まれました。同じ菅原道真の血を引く五条悟とは遠縁の親戚に当たります。

劇場版原作の0巻のあらすじ、術師になった経緯

乙骨には将来を近いあった里香という幼馴染みがいましたが、彼女は交通事故で死亡し『特級過呪怨霊・折本里香』という強大な呪霊と化してしまいます。高専に来る前の乙骨は、この怨霊が自分の意思に関係なく周囲の人を傷つけてしまうことを恐れており、呪術界も彼を危険視していました。その結果、秘匿死刑にされそうになっていたところを、最強の術師である五条悟が死刑を保留にさせ、呪術高専東京校に迎い入れています。

全てを投げ出そうとしていた乙骨は、当初自身の死刑を受け入れていました。しかし、呪術高専で日々を過ごすうちに五条や同級生達と親交を深めていきます。そして、ここで変わろうと努力して「生きていていい」と自己肯定できるようになりました。その後、里香を奪いにきた夏油傑との戦いで『極ノ番・うずまき』を止めるため、自分を生け贄にして里香の全ての力を引き出し、夏油を撃退しました(この際に里香との主従契約は破棄)。

現場に駆けつけた五条は、「里香が君(乙骨)に呪いをかけたんじゃない、君(乙骨)が里香に呪いをかけたんだ」と語りかけます。こうして事実を知った乙骨は、里香にかけた呪いを解いて成仏させ、高専という居場所を見つけた、というのが0巻のあらすじです。

乙骨憂太の本編での活躍

乙骨は、海外に出向いていて本編では長らく出番がありませんでしたが、虎杖悠仁の死刑執行人として137話で初めて登場しています。その際に、五条よりも多いという規格外の呪力で虎杖を圧倒しています。

しかし、死刑執行人を請け負ったのは呪術総監部を欺くための芝居であり、一度は虎杖を殺したものの反転術式によってすぐに甦らせました。実は五条に、自分に何かあったら1・2年生を頼むと言われていたのです。

総監部を欺いてまで助けた理由を訊かれた乙骨は、「僕が大切にしている人達が、君(虎杖)を大切にしているからだよ」と答えています。その後、伏黒・真希・九十九・脹相と共に天元と接触し、羂索(偽夏油)の目的と五条悟を解放する手だてを教えてもらいました。

最新話(164話)時点の乙骨は、伏黒達の回游攻略に役立つ情報を収集するため、彼らから離れた場所の回游に参加しているといいます。

因みに、乙骨が夏油の仲間だったミゲルと一緒に海外(アフリカ)に行っていたのは、獄門彊すらも解呪可能な呪具「黒縄(こくじょう)」を捜索するためでした。しかし、獄門彊に封印されている五条本人が一年前に全て消し去っており、残りを探したもののそれは見つからず無駄足に終わったと判明しています。また、乙骨とミゲルはそれなりに良い関係を築いていたようです。

乙骨憂太の術式・強さ

里香解呪前

乙骨が呪って作り出した里香は、自分と主従関係のある術師に「底なしの呪力」「無制限の術式コピー能力」を与える規格外の存在でした。殆どの術師は一つの術式しか使用不可能で、自身の限られた呪力を出来る限り効率的に使って戦いに挑みます。ですから里香を得ることでの恩恵は計り知れず、特級術師の夏油に「正に世界を変える力だ」と評され、呪術師達から「呪いの女王」とまで言われる存在でした。

本編の1年前にあった京都姉妹校との交流会では、里香が京都の高専生達を圧倒したようです。1級呪霊5体と特級を1人で倒した東堂もいたので、圧勝のハードルはかなり高かったはずなのですが。

また乙骨は、花御(呪霊で一番タフ)にもダメージを与えた特級呪具「游雲」の一撃を顔面に食らっても意識を失っていませんでした。防御力も相当高いと見ていいでしょうし、夏油の攻撃にも避け始めていたのでスピードも中々のレベルだったはずです。少なくとも、下位の特級呪霊程度では全く相手にならないくらい強かったのは確かですね。

しかし「無制限のコピー」は、それを使いこなす技術まで模倣できる訳ではありません。作中で高等術式「呪言」をコピーしていましたが、狗巻より低い精度で発動させていました(ただし多くの呪霊を一度に倒しても反動0なので、狗巻にはできない使い方もできます)。

また、当時の乙骨はまだ里香の呪力を完全には引き出せず、自身の全てを差し出して呪力の制限解除を行っています。特級術師の夏油も規格外といっていい存在で、彼は百鬼夜行の際に戦力を東京と京都に分けていました。偽夏油によると、その戦力分散がなければ勝っていたのは夏油だったようです。0巻時の乙骨の強さは、万全の夏油よりやや下くらいの実力だったようですね。

とはいえ完全に制御できれば、うずまきに勝った時のような攻撃を連発できる可能性があるので、潜在能力を全て引き出した後なら乙骨にかなり分があると思います。どちらも領域展開をしなかった事については本編が始まる前の作品なので、あまりネチネチ考察しないことにしましょう(笑)。

気になるのは、呪言を模倣した際に拡声器を作り出した点です。術式コピーを行ったのは一度限りなので詳細は不明ですが、もしかしたら道具を具現化したことと何か関係があるのかもしれません。

里香は解呪されてしまいましたから、本編では上記と同じ性能の術式は使えないと考えられます。ただし、里香解呪後も反転術式を使って他人を治癒することはできます。反転術式は生まれもった生得術式ではないので、里香とは関係なしに使えるのでしょう。

里香解呪後、「リカ」との関係

乙骨は五条悟以上の呪力で常に肉体を強化しており、特級呪物の脹相を一撃で倒すほどの攻撃力を備えています。虎杖は、膨大な呪力が立ち上ぼっていて攻撃が予想しにくく、全ての攻撃が決定打に成りえ、全てのダメージを最小限に抑えられると判断していました。スピードが相当速い虎杖に容易に追い付いていて、刀での斬撃が危険視されています。

そうした単純な接近戦だけでも相当強いのに、虎杖を簡単に拘束できる「リカ」を使役可能です。初登場時に呪霊を殺した際には乙骨の刀が鞘ごと消えており、虎杖を捕らえた際には刀が折られているので、顕現することに刀が関係しているのかもしれません。

本編で登場した「リカ」はカタカナで表記されていましたが、0巻で成仏した「里香」は名前を漢字で書かれていましたから、同じ呪霊ではない可能性が高いのでしょう。また、「リカ」は「里香」と同じように自由意思があり、乙骨も完全に制御できてはいないようです。作中の2度の顕現も乙骨が出したというより、かってに出てきたというような描写のされ方でした。

偽夏油は、「最愛の人を抑留させる」という縛りで「底なしの呪力」「無制限の術式コピー能力」を達成していた乙骨をあまり評価していませんでした。まぁあの発言は、「自分が乗っ取りたいタイプではない」という考えが評価に影響していた可能性もありますが。

しかし、乙骨は里香解呪後に一度4級まで落とされていて、そこから半年くらいで特級に戻っているので、里香とは無関係に抜きん出た才能があることは間違いありません。そもそも里香を作り出したのは乙骨の能力です。

上述したように反転術式は里香解呪後も使えます。他人にも反転術式が使える術師は今のところ家入と乙骨だけなので、このことからもセンスの高さが窺えます。

虎杖も乙骨が指15本を食った宿儺を殺せるレベルだと考えていましたし、特級呪物の脹相も「五条悟と同じタイプ」と認識していました。現在の術式と正確な実力は判明していませんが、五条以外の特級術師より強くても違和感のない描写がされています。