
「魚心あれば水心」の読み・意味・使い方・例文・語源・由来
「魚心あれば水心」の読み
読み
■ 魚心あれば水心(うおごころあればみずごころ)
「魚心あれば水心」の意味
意味
■ 相手が好意を示せば、こちらも好意を持って接する気になる。
「魚心あれば水心」の使い方・例文
「相手の態度次第で、自分の態度を決める」「好意的な態度をとったので、心を通じ合わせられた」という意味合いで多く使われています。
上記の意味のように、元々はネガティブな意味合いでは使われていませんでした。ですが最近では、「恩を売った相手に見返りを要求をする場合」「これから何かしてあげる代わりに、高い見返りを求めようとしている場合」にも使われています。
例文
■ 来週から転校生がやってくるらしいが、魚心あれば水心の接し方をしようと思っている。
■ 魚心あれば水心というが相手が気さくに話しかけてくれたので、こちらとしても楽しく会話ができた。
■ 魚心あれば水心で、同盟国は我が国の支持を表明するだろうが、それは相応の見返りを要求するためだ。
■ 魚心あれば水心という事で、Bは金を貸した見返りを求めているらしい。
「魚心あれば水心」の類義語
類義語
■ 落花流水(らっかりゅうすい)…男性に女性を慕う心があるのなら、女性にも情が生まれて受け入れてくれること。
■ 網心あれば魚心(あみごころあればうおごころ)…相手の出方によって、自分の対応を決める。
「魚心あれば水心」の対義語
対義語
■落花情あれども流水意なし(らっかじょうあれどもりゅうすいいなし)…散って川に落ちた花は流水を慕うが、川の水は花を知らぬ顔で受け流すこと。
「魚心あれば水心」の由来・語源
「魚心あれば水心」の由来は「魚、心あれば、水、心あり」という語で、「水に棲息する魚がその水に親しむ心を持てば、水の方もそれに応じた心を持つ」という意味を表していました。
後に、「魚心」「水心」と短縮された形で誤用されるようになり、現在の形と意味に変化しました。
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