目次
「飼い犬に手を噛まれる」の読み・意味・使い方・例文・語源・由来
「飼い犬に手を噛まれる」の読み
読み
■飼い犬に手を噛まれる(かいいぬにてをかまれる)
「飼い犬に手を噛まれる」の意味
意味
■日頃から面倒を見てきた者から、思いがけず酷い害を受けること。
「飼い犬に手を噛まれる」の使い方・例文
「飼い犬に手を噛まれる」は目上の上司・お年寄りや、同格の友人・同僚について話す際には使いません。部下・後輩など立場や年齢が下の人間が、裏切ったり害を与えたりした事について話す場合に使います。
例文
■よくしてやった大学の後輩が金を借りたまま音信不通となった。飼い犬に手を噛まれるとはこのことか。
■いじめを扇動していたB美が飼い犬に手を噛まれ、逆にいじめられるたちばになったようだな。
■入社した時から目をかけていた部下が自分をバカにしていたと知り、飼い犬に手を噛まれた思いがした。
■電話していた師匠が突然「飼い犬に手を噛まれた!!」と怒声を上げたので困惑していると、側にいたDが「奥さんが弟子のHと浮気していたらしい」と耳打ちしてきた。
「飼い犬に手を噛まれる」の由来・語源
普段は従順だった飼い犬が突然主の手を噛んだ、という裏切り行為からきています。
「飼い犬に手を噛まれる」の類義語
類義語
■恩を仇で返す(おんをあだでかえす)…恩を受けたのにそれに報いず、かえって害を与える。
■獅子身中の虫(しししんちゅうのむし)…恩を仇で返す者。組織に害を与える内部の者。
■後足で砂をかける(あとあしですなをかける)…恩義を受けた人を裏切るばかりか、去り際に一層酷い振る舞いをする。
「飼い犬に手を噛まれる」の対義語
対義語
■犬は三日飼えば三年恩を忘れぬ(いぬはみっかかえばさんねんおんをわすれぬ)…犬は三日飼っただけで、三年もの長い間恩を忘れない。
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