目次
「石橋を叩いて渡る(いしばしをたたいてわたる)」の読み・意味・使い方・例文・語源・由来
「石橋を叩いて渡る」の読み
読み
石橋を叩いて渡る(いしばしをたたいてわたる)
「石橋を叩いて渡る」の意味
意味
用心の上にも用心をする。念には念を入れる。
「石橋を叩いて渡る」の使い方・例文
この語は、用心深いことに対して使われますし、「~さんは、石橋を叩いて渡るタイプだね」などと用心深い性格を表す際にも使われます。
他には、過度に用心する人や臆病な人に対して、皮肉や呆れを込めて使われることもあります。
例文
例文:石橋を叩いて渡るように準備してきたので、一発で難関資格が取れた。
例文:石橋を叩いて渡るようなやり方に変えれば、失敗の数がかなり減ると思うよ。
例文:Fさんは石橋を叩いて渡るタイプだから、そんな軽率なことはしないだろう。
例文:いくら何でも仕事が遅すぎる。石橋を叩いて渡るようにやれとは言ったが、ものには限度があるぞ。
「石橋を叩いて渡る」の類義語
類義語
転ばぬ先の杖(ころばぬさきのつえ) …前もって用心していれば失敗しない。
念には念を入れる(ねんにはねんをいれる)…注意した上にも注意する。
「石橋を叩いて渡る」の対義語
対義語
当たって砕けろ(あたってくだけろ) …成功する確信が持てなくても、思いきってやってみるべき。
一か八か(いちかばちか)…結果がどうなるか分からないことを、運を天にまかせてやってみる。伸るか反るか。
伸るか反るか(のるかそるか)…成功するかどうか予想がつかないことを、運を天にまかせてやってみる。一か八か。
「石橋を叩いて渡る」の由来・語源
昔は木で出来た脆い橋が多くあり、そういう木の橋が壊れて事故に巻き込まれる危険性がありました。一方、多くの人は石で出来た橋ならば、「壊れて事故に巻き込まれる危険性は少ないだろう」と考えていたそうです。
ですが、中には壊れそうにもない堅固な石橋でも、一応叩いてみて安全を確認する慎重な人もいました。
そうした様子から、「用心の上にも用心をする。念には念を入れる」の意味で使われるようになったといいます。
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