「答える」「応える」「堪える」の意味の違い・使い分け

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答える(こたえる)の意味・例文・使い方・類義語

 

「答える」の意味1

○返事をする。

例.はいと元気に答える。

 

「答える」の意味2

○ 質問や問題に対して解答する。

例.アンケートに答える。英語の問題に答える。

 

 

 「答える(こたえる)」は、自分にかけられた言葉に対して返事をする時(意味1)と、質問や問題に対して説明したり解答を出したりする時(意味2)だけに用いる言葉です。

 
 返答(問いに対して答える)・回答(質問に答える)・応答(問いかけや呼び掛けに答える)など、類語にも「質問や問いに答える」という意味の言葉が沢山あります。

 

 

 

 

応える(こたえる)の意味・例文・使い方・類義語

 

「応える」の意味1

○外部からの働きかけに対して、それに見合うような行動をとる。報いる。

例.要望に応える。期待に応える。

 

「応える」の意味2

○刺激・衝撃を強く感じる。

例.真冬の寒さは応える。親友の死は応えた。

 

 「応える(こたえる)」は、主に外部からの働きかけに対して、それに見合う行動をとる時(意味1)と、外部から刺激・衝撃を強く感じた時(意味2)に用います。

 

 1の意味で使う「要望に応える」「期待に応える」は、相手の意図や気持ちを理解する必要があり、それに見合う行動を取らなければいけません。

 この意味は、「答える」の意味と混同されがちです。知識だけで解答を出したり単に返事をしたりするのが「答える」、相手の意図に見合う行動を取るのが「応える」と区別して下さい。

 また例文にある要望・期待以外にも、要請・要求・願望・合図・信頼・注文など対象が広いのも特徴です。 

 

 2の意味は、気温の変化などの刺激や肉体的・精神的な衝撃を強く感じる時に、「真冬の寒さは応える(真冬は寒さを強く感じる)、親友の死は応えた(親友の死に衝撃を強く感じた)」というように使います。

 「答える」には「解答を出す。返事をする」の意味しかなく、「堪える(こたえる)」には「耐える。耐え続ける」という意味しかないです。ですから、どの「こたえる」かで迷った場合、上記2つの意味でないならば「応える」である可能性が高いでしょう。

 

 「応える」の類義語は、応じる(外部からの働きかけに対して行動を起こす)・ 報いる(受けたことに対して、それに相応しいお返しをする)・反応(ある働きかけに応じて起こる、物事の変化や動き)です。

 

 

堪える(こたえる)の意味・例文・使い方・類義語

 

「堪える」の意味1

○耐える。我慢する。

例.この厳しい練習に堪えられるだろうか。大変な状況だったが何とか踏み堪えた。

 

「堪える」の意味2

○耐え続ける。

例.試合終了まで、1点リードのまま持ち堪えられるか。長年の不況を何とか踏み堪えてきた。

 

 「堪える(こたえる)」は、耐える・我慢する・耐え続けるという意味の言葉です。

 ですから、強い暑さを強く感じると伝えたい時に「堪える暑さ(暑さに耐える、暑さを我慢するの意)」と用いても意味が正確に伝わりません。そういう場合には「応える暑さ(暑さを強く感じるの意)」と用いましょう。

 

 また、「堪えられない」と否定形にした場合は「この上なく素晴らしい」という意味になります(例.ラーメン好きには堪えられない一品、仕事の後の一杯は堪えられない)。

 こうした否定形で使われる事と、動詞の下につけて「持ち堪える」「踏み堪える」といった形で使われる事が多いです。

 

 類義語は、 辛抱(辛いことを我慢する)・保つ(ある状態のまま変わらないで続ける)です。

 

 

まとめ

 

まとめ

「答える」…意味1「返事をする」意味2「問題を解く」

意味1の例.はいと元気に答える。
意味2の例.アンケートに答える。英語の問題に答える。

 

「応える」…意味1「外部からの働きかけがあり、それに添う反応をする」意味2「外部から刺激・衝撃を強く感じる」

意味1の例.要望に応える。期待に応える。
意味2の例.真冬の寒さは応える。親友の死は応えた。

 

「堪える」…意味1「耐える、我慢する」意味2「耐え続けること」

意味1の例.この厳しい練習に堪えられるだろうか。大変な状況だったが何とか踏み堪えた。
意味2の例.試合終了まで、1点リードのまま持ち堪えられるか。長年の不況を何とか踏み堪えてきた。

 

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