「押しも押されもせぬ」の誤用 『押しも押されぬ』ではない

「押しも押されもせぬ(おしもおされもせぬ)」の誤用・意味・使い方

本来の言い方

○ 押しも押されもせぬ(おしもおされもせぬ)

誤った言い方

× 押しも押されぬ(おしもおされぬ)

□ 「押しも押されもせぬ」の意味…圧倒されることがない。揺るぎない。

□ 「押すに押されぬ」の意味…厳として存在する。びくともしない。

本来の言い方が「押しも押されもせぬ」なので、「押しも押されぬ」という使い方は誤用です。

他に、「押すに押されぬ(意味…厳として存在する。びくともしない)」という言葉もあります。正しい言い方の「押しも押されもせぬ」と「押すに押されぬ」の混同から、誤った言い方「押しも押されぬ」が生まれたと考えられています。

また「押すに押されぬ(意味…厳として存在する。びくともしない)」は、「押しも押されもせぬ(圧倒されることがない。揺るぎない)」と殆ど同じ意味合いで使われています

文化庁が毎年秋口に発表している国語に関する世論調査(平成24年度)では、正しい言い方「押しも押されもせぬ」を選んだ人が41.5%誤った言い方「押しも押されぬ」を選んだ人が48.3%という結果が出ています。

年代別に見ると60代以外の全ての年代で、誤った言い方を選んだ人が多数派となっています。

16~19歳の調査では、正しい言い方をする人の割合(39.2%)と、誤った言い方をする人の割合(40.5%)がほぼ拮抗していました。しかし、どちらも使わないと答えた人の割合(16.2%)も一番高くなっています。

「押しも押されもせぬ」を使った例文

○ 今やDは、押しも押されもせぬ大物政治家だ。

○ 彼は2大会連続でメダルを獲得し、押しも押されもせぬ不動の地位を築いた。

○ テレビで取り上げられてから、押しも押されもせぬ評判のレストランとなった。

○ 歌手Fは、若者達から押しも押されもせぬ人気を集めている。

「押しも押されもせぬ(おしもおされもせぬ)」のまとめ

まとめ

◼ 言い方・意味・類義語

○ 本来の言い方…「押しも押されもせぬ(おしもおされもせぬ)」

× 誤った言い方…「押しも押されぬ(おしもおされぬ)」

□ 「押しも押されもせぬ」の意味…圧倒されることがない。揺るぎない。

□ 「押すに押されぬ」の意味…厳として存在する。びくともしない。

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