
「寝覚めが悪い(ねざめがわるい)」の誤用・意味
□ 意味…過去にした行為を思いだし、良心の呵責に苛まれる。
本来の言い方が「寝覚めが悪い(ねざめがわるい)」なので、「目覚めが悪い(めざめがわるい)」という使い方は誤用です。
「眠りから覚めたときの気分が悪い」という意味が転じて、「過去にした行為を思いだし、良心の呵責に苛まれる」という意味が生まれました。
平成27年度に文化庁が実施した国語に関する世論調査では、本来の言い方の「寝覚めが悪い」を選んだ人の割合が37.1%、誤った言い方の「目覚めが悪い」を選んだ人の割合が57.9%という結果が出ています。
「寝覚めが悪い」を使った例文
○ 体調が悪そうな女性が座り込んでいた。そのまま見過ごすのと寝覚めが悪い思いをしそうなので、「大丈夫ですか?」と声をかけた。
× あなたが退職することになったら目覚めが悪いですからね。
× 友人にキツく当たってしまったので目覚めが悪い。
「寝覚めが悪い(ねざめがわるい)」のまとめ
まとめ
◼ 言い方・意味
○ 本来の言い方…「寝覚めが悪い(ねざめがわるい)」
× 誤った言い方…「目覚めが悪い(めざめがわるい)」
□ 意味…過去にした行為を思いだし、良心の呵責に苛まれる。
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