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「足をすくわれる」の誤用・意味 『足元ではない?』

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「足をすくわれる」の誤用・意味

 

正しいとされる言い方

○ 足をすくわれる(あしをすくわれる)

誤りとされる言い方

△ 足下をすくわれる(あしもとをすくわれる) 

 

□ 「足をすくわれる」の意味…隙をつかれて、失敗・敗北に導かれる。

 

 本来の言い方とされる「足をすくわれる」は多くの辞書に記載されていますが、誤った言い方とされる「足元をすくわれる」は一部の辞書にしか記載されていません。

 

 「掬う(すくう)」の意味は、「下から持ち上げるようにして払う」です。誤用であると主張する人たちは、「『足下』は足の周辺のことなので、地面や空間をすくうことはできない」という理屈を根拠にしています。

 しかし三省堂国語辞典編集委員飯間浩明さんは、「『足下』には足先・足の下部という意味があるため、『足下をすくう』ことは可能」との見解を示しています。1947年には戯曲「廃墟(三好十郎)」で「足下をすくう」が使われており、「足をすくう」が使われ始めたのも同時期です。

 

 三省堂国語辞典などの一部の辞書には「足下をすくう」が載っているので、今後他の辞書にも記載されるようになるかもしれません。 

 ただ、試験などの解答では「足下をすくう」が誤用とされる可能性が高いので気を付けてください。

 

三省堂国語辞典 第七版

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  • 発売日: 2013/12/11
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 毎年、文化庁が実施している「国語に関する世論調査(平成28年度)」では、本来の言い方とされている「足をすくわれる」を選んだ人が26.3%新しい言い方とされている「足元をすくわれる」を選んだ人が64.4%となりました。

 

 

 

 

「足をすくわれる」の使い方・例文

 

 「隙をつかれて失敗・敗北しないように気を付けろ」と注意を促す場合や、「隙があったから失敗・敗北した」と話したり叱ったりする場合に多く用いられます。

 

例文

少し良い点数を取れたからといって余裕綽々でいると、次のテストで足をすくわれるぞ。

 

Sさんはいろいろと悪い噂がある人なので、足をすくわれないようにして下さいね。

 

10歳も年下の後輩に足をすくわれたと嘆いているが、そうなるような油断をしていたお前にも原因がある。

 

不意をついた相手側の奇策で、応援している球団が足をすくわれた。

 

 

「足をすくわれる」の類義語

 

類義語

寝首を掻かれる(ねくびをかかれる)…油断に乗じて、卑怯な計略で陥れられる。

 

不意を突かれる(ふいをつかれる)…予想していない時を狙われてしかけられる。

 

出し抜かれる(だしぬかれる)…油断や隙に乗じて、先にことをなされる。

 

 

 

 

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