
「ぞっとしない」「ぞっと」の意味・使い方
「ぞっとしない」の正しい意味
○あまり面白くない。あまり感心しない。
「ぞっと」の意味
○恐怖で体が震え上がるさま
○寒さで体が震え上がるさま
○感動で体が震え上がるさま
・「ぞっとしない」という慣用句の意味は「あまり面白くない。あまり感心しない」なので、「恐ろしくない」という意味で使うのは誤用になる。
・「ぞっと」という副詞には3つの意味があり、「恐怖で体が震え上がるさま」の意味が最も多く使われている。しかし、「感動で体が震え上がるさま」の意味は、江戸時代末期頃に使われなくなった。
・「ぞっとしない」の語源は、「ぞっと」の意味「感動で体が震え上がるさま」を否定形にしたものだと考えられる。
・平成28年度の世論調査では、本来の意味を選んだ人の割合が22.8%、誤った意味を選んだ人の割合が56.1%だった。
「ぞっとしない」の例文・誤用例
○「最近の小学生はお年玉をソーシャルゲームに使うそうですよ」と部下に話しかけられたので、私は「ぞっとしない話だ」と答えた。
○ 君に勧められた小説を読んだけど、ぞっとしない出来だったよ。
×恐ろしいと評判のホラー映画をみたけど、ぞっとしなかった。
「ぞっとしない」の類義語・英語表現
類義語
面白くない・感心しない・つまらない・味気ない・興ざめした・興が醒める・芸がない
英語表現
・boring(面白くない、つまらない)
・not fun(面白くない、楽しくない)
・not be overly impressed(さほど感心しない)
・be not very happy with(さほど感心しない)
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