「万端」の誤用【万全と万端の違い・意味・例文・使い方】

言葉【は行】

万端(ばんたん)・万全(ばんぜん)の意味・使い方

万端の正しい意味

○その事に関する全ての事柄・方法。

万端の誤った意味

×全て整う、万全。

万全の正しい意味

○完全で少しの不備もないこと。

 「万端」の意味は、「その事に関する全ての事柄・方法」で、この言葉に「整う・万全」という意味は含まれていません
 ですから、「準備万端だ」の意味は「準備は全てだ」になります。このままでは支離滅裂なので、万端の後ろに「整う」などの言葉を足して下さい。そうすれば、意味が通る「準備万端整う」=「準備は全て整っている」になります

 一方、「準備万全」は「準備は完全で少しの不備もない」という意味になり、何も付け足さなくても問題ありません。

 「万端」と「万全」は字と読みが似ているので混同されてしまい、誤用が広がったと考えられます。

例文

○防災グッズを少し買ってきたが、用意万端整っているとは言い難い状態だ。

○防災グッズを少し買ってきたが、用意万全とは言い難い状態だ。

×防災グッズを少し買ってきたが、用意万端とは言い難い状態だ。

まとめ

まとめ

・万端の正しい意味は「その事に関する全ての事柄・方法」で、誤った意味は「全てが整う、万全」

・万端に「整う、万全」の意味は含まれていないため、後に「整う」などの言葉を足して用いる(例「準備万端整う」「用意万端整う」)

・万全の意味は、「完全で少しの不備もないこと」

・万全は、「準備万全」「用意万全」の用法で意味が通る




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