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「中抜き」の本来の意味は「中間業者を抜かして直接取引をする」ですから、「中間業者がピンはねする」という意味で使うのは誤用です。
文化庁の「国語に関する世論調査」で取り上げられた言葉を中心に、よく誤用される130の言葉をまとめてみました。
「嘯く(うそぶく)」の意味…「○とぼけて知らないようなふりをする。豪語する」「×嘘をつく」
「劣化」の意味…「○ 物の品質や性能などが悪くなる」「× 年齢を重ねることで容姿が変化する」
「乱入」の意味…「○ 大勢が乱暴に押し入る」「× 少数の者が乱暴に押し入る。無関係の者が割り込んでくる」
「矢先」の意味…「○ 物事が始まろうとする、ちょうどその時」「× ~した直後」
「天に唾する」の意味…「○人に害を与えようとして、かえって自分が酷い目に遭う」「×自分より偉い人を冒涜する」
「小春日和」の意味…「○ 晩秋から初冬にかけての穏やかで暖かい晴天」「× 春先の穏やかで暖かい晴天」
「老害」の意味…「○組織の指導的立場を高齢者が占め、若返りが行われない状態」「×傲慢な老人」
「未明」の意味…「○夜がすっかり明けきらない時分」「×まだ明らかになってない」
「妙齢」の意味…「○若い年頃。特に、女性の若い年頃についていう」「×中年の女性。若いというには微妙な年齢」
「閲覧」の意味…「○書物・書類・ウェブページなどを調べながら読むこと」「×動画や芸術作品を鑑賞すること」
「暗殺」の意味…「○主に政治的な理由で、ひそかに要人を狙って殺す」「×目立たない場所で殺す」
「奇遇」の意味…「○思いがけず出会うこと。不思議なめぐりあい」「×奇妙な偶然。珍しい偶然」
「触り(さわり)」の意味…「○一番の聞きどころ・見所。物語の最も印象的な部分。話の要点」「×最初の部分」
「役不足」の意味…「○ 力量に対して、与えられた役目が軽すぎる」「×力量に対して、与えられた役目が重すぎる」
「情けは人の為ならず」の意味…「○人に親切にすれば、巡り巡って自分のためになる」「×情けをかけるのは人の為にならない」
「やおら」の意味は「ゆっくりと事を行うさま」。「急に。唐突に」という意味で使うのは誤用。
「煮え湯を飲まされる」の意味は「信用している人に裏切られ、酷い目にあわされる」。「敵にひどい目にあわされる」という意味は誤り。
「名前負け」の意味は「不相応に立派な名前に、中身が見劣りしている」。「相手の名前に圧倒される」という意味は誤り。
「天地無用(てんちむよう)」の正しい意味は「上下を逆さまにしてはいけない」。「上下を気にしないでいい」という意味で用いるのは誤り。
「枯れ木も山の賑わい」の本来の意味は「つまらないものでも無いよりまし」。「人を集めれば賑やかになる」という意味ではない。
「まんじりともせず」の本来の意味は「少しも眠らない」なので、「少しも動かない」という意味で使うのは誤用。
「流れに棹さす」の正しい意味は「流れに乗って、勢いをつける」なので、「流れに逆らう」という意味で使うのは誤用。
「噴飯もの」の本来の意味は「あまりのおかしさに、思わず笑ってしまうこと」で、「とても腹立たしいこと」という意味で使うのは誤用。
「姑息(こそく)」の本来の意味は「その場しのぎ。間に合わせに物事をする」なので、「卑怯なさま」という意味で使うのは誤用です。
「すべからく」の意味は「当然。是非とも」で、「全て。皆」という意味で使うのは誤用です。後に「べき」「べし」を付けて用います。
「確信犯」の本来の意味は「信念に基づいて行う犯罪」です。「悪事だと分かった上で行う行為」という意味で使うのは誤用です。
破天荒(はてんこう)は、「誰もなし得なかったことを初めてする」という意味です。豪快・大胆という意味での使い方は誤用になります。
「にやける」の意味は「男性がなよなよとする」で、「薄笑いをする。にやにやする」という意味で使うのは誤用です。
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